日本のオリンピック金メダル獲得史(2024年まで)

フランス五輪が終わりました。
日本は金メダル20個ということで前回の東京五輪の27個に次ぐ記録でした。
1964年東京五輪では16個ですからそれよりも多いです。

金メダルの数え方

金メダルは個人競技で獲得すると1個とカウントします。
では団体競技ではどうか。
団体競技の場合は種目ごとに1個とカウントします。
今回の体操男子団体はメンバ-は5人でしたが、1個です。
前回の東京五輪で野球は金メダルでしたが、これも1個です。

大会別

元デ-タはウィキペディアから取っています。
大会別にカウントしました。
全部で189個。
最も多かったのが2020年東京(実施は2021年)で27個。
次が2024年パリ20個。
その次が1964年東京16個、2004年アテネ16個でした。

大会 個数
1928年アムステルダム 2
1932年ロサンゼルス 7
1936年ベルリン 6
1952年ヘルシンキ 1
1956年メルボルン 4
1960年ロ-マ 4
1964年東京 16
1968年メキシコシティ 11
1972年ミュンヘン 13
1976年モントリオ-ル 9
1984年ロサンゼルス 10
1988年ソウル 4
1992年バルセロナ 3
1996年アトランタ 3
2000年シドニ- 5
2004年アテネ 16
2008年北京 9
2012年ロンドン 7
2016年リオデジャネイロ 12
2020年東京 27
2024年パリ 20
合計 189

個人別

個人別の獲得数上位は下の表のとおりです。
体操は、個人総合、団体、種目別があるので多くなります。
今回のパリ五輪でも岡慎之助が個人総合、団体、鉄棒で3個獲得しています。
競泳も種目が多くリレ-もあるので複数獲得がありえます。
しかし、レスリングは団体がないので、伊調馨の4個は驚異的です。

獲得者 競技 個数
加藤沢男 体操 8
中山彰規 体操 6
遠藤幸雄 体操 5
小野喬 体操 5
塚原光男 体操 5
伊調馨 レスリング 4
北島康介 競泳 4

最初と最後

最初は1928年アムステルダムの織田幹雄の男子三段跳。
この種目は、次の1932年ロサンゼルスの南部忠平、1936年ベルリンの田島直人と、日本人選手が3大会連続で金メダルでした。

最後は2024年パリの鏡優翔のレスリング女子フリ-スタイル76キログラム級。
最も重い階級での金メダルです。

名字が変わった人

改姓前と改姓後の両方で金メダルを獲得したのは1人だけです。
2000年シドニーで田村亮子として、2004年アテネで谷亮子として、金メダルを獲得しました。

人数の多い団体競技

人数の多い団体競技の金メダルは下の表のとおりです。

1964年東京のバレ-ボ-ル女子は「東洋の魔女」。
バレ-が五輪競技になったのが1964年からなので実は苦節何年というものではなく初代金メダルでした。
女子は1976年モントリオ-ルでも金メダル。
このときの日本は史上最強だったらしくセットを一つも落とさない完全優勝で、金メダルを取るより日本代表になる方が難しかったそうです。

ソフトボ-ル女子が2008年北京で優勝したときのエ-スが上野由岐子で「選手生命を縮める」ほど連投していましたが、12年後の2020年東京でもエ-スとして投げていたので、マスコミの言うことはあてにならないことがよくわかります。

大会 競技 種目 競技・種目 種目
1964年東京 バレ-ボ-ル バレ-ボ-ル女子 女子
1972年ミュンヘン バレ-ボ-ル バレ-ボ-ル男子 男子
1976年モントリオ-ル バレ-ボ-ル バレ-ボ-ル女子 女子
2008年北京 ソフトボ-ル ソフトボ-ル女子 女子
2020年東京 ソフトボ-ル ソフトボ-ル女子 女子
2020年東京 野球 野球男子 男子

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