女子ボクシングでスカートの着用義務化が検討されているようです。
女子ボクシング、スカート着用義務化を検討 選手は反発
来夏のロンドン五輪から正式種目になる女子ボクシングで、スカート着用の義務化が検討され始めた。女子種目の関心を高める狙いだが、選手からは反発の声が上がっている。(朝日新聞)
選手は反対するでしょう。
他のスポーツだとホッケー、ラクロスはスカートです。義務なのかどうかは分かりません。
テニス、バドミントンもスカートを履く選手が多いですが、全員ではありません。
女性らしさを強調するという理由なのでしょうが、スポーツの世界で重要な人物となると、FIFAのゼップ・ブラッター会長が2004年に発言したとされる次の言葉がポイントになるようです。
Women should wear tighter shorts and low cut shirts.
「女子はよりタイトなショーツとローカットのシャツを着るべきだ。」
ローカットというのは襟ぐりの深い、胸の大きく開いたという意味です。
つまり「身体のラインがよく見えたら男性ファンに受けるんじゃね?」ということ。
楽しいおじさんですね。
当時、これが世界の猛反発を招いたとのこと。
しかしFIFAはこの方針を本気にしているのか、こんな話もあります。
選手たちのユニホームは、長袖シャツに長ズボン、そしてヒジャブ(頭から首を覆うスカーフ)。イスラム教の伝統に従った保守的な服装だ。
国歌演奏が終わると、審判が突然宣言した──イランのユニホームはFIFA(国際サッカー連盟)の規定に違反しており、出場資格がない、と。(ニューズウィーク日本版)
今年(2011年)の6月3日に行われた女子サッカーロンドン五輪の予選でイランチームが失格になったのです。
FIFAの競技規則が見つからなかったので日本サッカー協会の競技規則を見ると次の通り。FIFAも同じでしょう。
競技者は、自分自身または他の競技者に危険な用具を用いる、あるいはその他のものを身につけてはならない(あらゆる装身具を含む)。
「あらゆる装身具」ですからスカーフはダメなんですね。
ハチマキもダメです。だから遠藤保仁は失格です。
ともあれ、南海キャンディーズのしずちゃんがスカートでリングに立つことのないようにお願いしたいところです。
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