アメリカ芸術文学アカデミー

今日、5月8日は、トマス・ピンチョンというアメリカの小説家の誕生日。
顔写真はあるもののほぼ覆面作家と言われていて、作品は長大で、寡作。
エピソードとしては、1975年に「重力の虹」という作品で「William Dean Howells Medal of the American Academy of Arts and Letters」という賞に選ばれたものの辞退、というのがあります。
この賞は訳すと「アメリカ芸術文学アカデミーのウィリアム・ディーン・ハウエルズ賞」となるのでしょう。
5年に1度選ばれるアメリカでは権威のある賞らしいです。

William Dean Howells Medal of the American Academy of Arts and Letters – Wikipedia, the free encyclopedia

気になったのは「American Academy of Arts and Letters」という団体。
これは「アメリカ芸術文学アカデミー」と訳すのでしょう。
American Academy of Arts and Letters – Wikipedia, the free encyclopedia

ウィキペディアには、なぜか日本語のページがありません。
ちょっと調べるとこんなニュースが。
BBC News – Meryl Streep elected to elite arts academy

2010年にメリル・ストリープが、このアカデミーに選ばれたという記事。会員は250人で資格は終身。つまり死ぬまで会員であって、新たに会員になるには誰かが亡くならないと席が空かないというもの。
文学、芸術、音楽というカテゴリーがあるのですが、俳優や女優として選ばれたのは初めてらしいです。有力者にメリルの大ファンがいるんじゃないでしょうか。
過去のメンバーのリストを見ても私の知らない人ばかり。セオドア・ルーズベルトフランク・ロイド・ライトなどが見つかりました。


「重力の虹」の原書。768ページもあるって。辞書か!

コメント

タイトルとURLをコピーしました