暦を現代に当てはめるのは正しいか

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温暖化が叫ばれているのに、昔の暦をそのまま、今も使うのはおかしいと思って、調べてみました。
暦で最も寒い時期とされるのが大寒。2010年ならば1月20日です。
逆に最も暑い時期とされるのが大暑。7月22日です。

つまり暦では最も寒いのは1月、暑いのは7月。

では実際はどうか。
気象庁のサイトに日本各地の観測開始からの毎月のデータが載せられています。
次は東京の年月別の値の載ったページ。

気象庁|観測開始からの毎月の値(東京)

そして1900年代、1950年代、2000年代とそれぞれ10年ずつの平均をとってみます。

1900 1950 2009
1月 3.0 4.3 6.3
2月 3.4 5.0 7.0
3月 6.6 8.3 10.0
4月 12.4 13.8 15.1
5月 16.5 18.0 19.1
6月 20.1 21.0 22.7
7月 23.1 24.9 26.4
8月 24.8 26.3 27.4
9月 21.5 22.7 24.2
10月 15.9 16.9 18.8
11月 10.1 11.6 13.6
12月 5.3 6.8 8.7

これを見ると、100年前に比べると、どの月も約3度、気温が上昇しています。
一方、月別の変動はほとんど同じで、昔も今も最も寒いのは1月、最も暑いのは8月となります。

暦と比べると、大寒は合っていますが、大暑はずれています。もっとも、これは小学校で習ったとおりなのですが。
この程度ならば昔の暦がおかしいというのは言い過ぎかもしれません。

暦は太陽の動きから作られたもので、実際の気温を元にしてはいません。
夏至や冬至、春分や秋分は太陽の動きから割り出されているので、今も昔も変わりません。
しかし、その他の暦(二十四節気)は単純に等分したものなので、実際とずれるのは当然です。
例えば啓蟄(虫が穴から出てくる)や霜降(霜が降り始める)は昔と今では気温が違うのだから、ずれるでしょう。
啓蟄は3月ですが、100年前の3月の気温は現在の1月の最も寒い時期に相当します。

[ 2010年2月6日 | カテゴリー: 小ネタ | タグ: , , , ]

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