深刻な食中毒事故が起きました。
富山県砺波市の焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」砺波店で、生肉のユッケを食べた同県高岡市の男児(6)が腸管出血性大腸菌「O(オー)111」に感染し、死亡した集団食中毒で、東京都板橋区の食肉販売業者がユッケ用と認識しながら、加熱用の肉を殺菌消毒して卸販売していたことが1日、食肉販売業者などへの取材でわかった。(読売新聞)
実は、4月上旬に、近所の「焼肉酒家えびす」に行ったばかりで、問題のユッケ(牛の生肉)を食べました。
これがとても美味しく、子供達もバクバク食べていて、追加注文したほど。
人生、何が起こるか分かりません。
元々、生肉を食べるのは危険とされています。
それが流通の速さや技術の向上によって、一般の飲食店や家庭で、生肉を食べることが可能になってきました。
ただ、それでも体質や健康状態によっては危険な場合もあるのでしょう。
生肉を食べる場合には、そのあたりのリスクを覚悟のうえ、食べる必要があります。今回、子供たちに生肉を食べさせたのは軽率だったかもしれないと、反省しています。
しかし、今回の事故はちょっと様子が違うようです。
どうやら、食肉販売業者も「えびす」も生食用でないと知った上で、客に提供していたようです。
しかも、このユッケは店の看板メニューであり、客が満足しない場合には返金するというような宣言までしているのです。
そして、それは2年前から、行われていたそうです。私たちが実際に食べた肉も危なかったということです。
これは、ちょっと許しがたいです。ただの事故ではありません。
業務上過失致死の疑いとのことですが、「過失」でしょうか。
コメント
三人の方がお亡くなりになっています。未だ増えるかも知れません。
御無事でなによりです。
ただ「ものには適正な価格がある」という事はお忘れなく。デフレが長く続く日本では忘れがちな事です。
「安すぎる店」なかんずく「安すぎるくせに、小奇麗でサービスとやらが良い店」はご注意を。
また、テレビで褒められている店も要注意です。
(「最近変だよ」と内心立腹。真面目にやると、どうしてもあるライン以上の値段になる筈なのに、マスコミで褒められるのはそのライン以下の店。真面目な店は「企業努力が足りない」との批判。)
なお、豚肉なら首都圏で100g75円は切れません(笑)。
@内緒の流通関係者
生で食べるために流通している肉はない、というような話は今回の件で初めて知りました。
要するにその店が信用できるかどうかなんですね。
となれば焼肉屋だけでなく寿司屋などその他の飲食店も同じ話で、安すぎる店は疑ってかかるのがセオリーなのですね。