概要
PAD(Power Automate Desktop)では、通常は【Excelの起動】でExcelファイルを起動し、ExcelInstanceを使って、Excelを操作します。
では既に実行中のExcelを操作するにはどうすればよいでしょうか。
Excelのファイル名が固定の場合
【実行中のExcelに添付】を使い、ドキュメント名としてファイル名をセットします。
【実行中のExcelに添付】
ドキュメント名:該当するExcelのファイル名 ※ドロップダウンで選択
ドキュメント名:該当するExcelのファイル名 ※ドロップダウンで選択
Excelのファイル名が不定の場合
ファイル名が分からない、変化するという場合には、該当するExcelを【ウィンドウの取得】で特定し、適当な名前を付けて保存して、【Excelの起動】で改めて起動する方法が考えられます。
【ウィンドウの取得】
→UI要素を指定。
【キーの送信】
送信するテキスト:{Control}({S})
【キーの送信】
送信するテキスト:適当なパス(例「C:\一時保存.xlsx」)
【キーの送信】
送信するテキスト:{Return}
【キーの送信】
送信するテキスト:{Alt}({F4})
【Excelの起動】
Excelの起動:次のドキュメントを開く
ドキュメントパス:上で指定した適当なパス(例「C:\一時保存.xlsx」)
生成された変数:ExcelInstance
→UI要素を指定。
【キーの送信】
送信するテキスト:{Control}({S})
【キーの送信】
送信するテキスト:適当なパス(例「C:\一時保存.xlsx」)
【キーの送信】
送信するテキスト:{Return}
【キーの送信】
送信するテキスト:{Alt}({F4})
【Excelの起動】
Excelの起動:次のドキュメントを開く
ドキュメントパス:上で指定した適当なパス(例「C:\一時保存.xlsx」)
生成された変数:ExcelInstance
なお、UI要素を指定する際、セレクターの「テキストエディター」でワイルドカードを使うこともできます。
「*=」とします。例えば「:desktop > window[Name*=”Book”]」とすると「Book」を含むウィンドウを指定できます。
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