返信の宛先にあらかじめ「御中」を付ける-続き

Pocket

以前「返信の宛先にあらかじめ「御中」を付ける」のは良いのか悪いのかという記事を書きました。

You Look Too Cool » 返信の宛先にあらかじめ「御中」を付ける

「封筒の宛先にあらかじめ「御中」を付けるのはおかしい。「行」にすべき」という結論になりました。

しかし別の問題が生じました。
それは封筒の中に入れる返信文書の宛先です。
封筒の宛先と同様に「御中」を付けるのはおかしいということになりますが、はたして代わりに「行」を付けてよいものか。

○○株式会社 行
下記の取扱につき了承いたします。
     記
(省略)
          以上

このように、客に了承を求め、了承した旨を記載した文書を返送してもらうケースです。
返信用の封筒に使う場合ならば、「○○株式会社 行」とするのは、封筒が宛先の会社に「行く」ものなので違和感がありません。
しかし、書面の場合は、書面そのものがどこかに「行く」わけではないから、違和感があります。
意思表示の相手先に「行」を付けるのは適当ではないように思います。

さて、どうすればよいでしょう。
同様のケースで、ある企業では「宛」を使っていることを確認しています。

○○株式会社 宛
下記の取扱につき了承いたします。
     記
(省略)
          以上

これならば、違和感がありませんが、いかがでしょうか。

[ 2010年9月10日 | カテゴリー: 小ネタ | タグ: , ]

« | »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

送信してください。


タグ

カテゴリー

最近の投稿

最近のコメント

固定ページ

アーカイブ

stabucky

写真

メタ情報