以前「返信の宛先にあらかじめ「御中」を付ける」のは良いのか悪いのかという記事を書きました。
You Look Too Cool » 返信の宛先にあらかじめ「御中」を付ける
「封筒の宛先にあらかじめ「御中」を付けるのはおかしい。「行」にすべき」という結論になりました。
しかし別の問題が生じました。
それは封筒の中に入れる返信文書の宛先です。
封筒の宛先と同様に「御中」を付けるのはおかしいということになりますが、はたして代わりに「行」を付けてよいものか。
○○株式会社 行
下記の取扱につき了承いたします。
記
(省略)
以上
下記の取扱につき了承いたします。
記
(省略)
以上
このように、客に了承を求め、了承した旨を記載した文書を返送してもらうケースです。
返信用の封筒に使う場合ならば、「○○株式会社 行」とするのは、封筒が宛先の会社に「行く」ものなので違和感がありません。
しかし、書面の場合は、書面そのものがどこかに「行く」わけではないから、違和感があります。
意思表示の相手先に「行」を付けるのは適当ではないように思います。
さて、どうすればよいでしょう。
同様のケースで、ある企業では「宛」を使っていることを確認しています。
○○株式会社 宛
下記の取扱につき了承いたします。
記
(省略)
以上
下記の取扱につき了承いたします。
記
(省略)
以上
これならば、違和感がありませんが、いかがでしょうか。
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