Excelで印刷時に文字がはみ出さないようにする方法

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Excelで「折り返して全体を表示する」を適用している場合、画面上ではセルに収まっている文字が印刷するとはみ出して印字されないというケースがあります。
環境によるのかもしれませんが、これは困ります。ページ設定で縮小するとダメなようです。

対処法

行の高さを増やすのが正攻法です。
裏技的には文字列の最後でセル内改行をします。無駄な行が生じますが印刷時にはみ出すことはありません。

改行を追加するマクロ

これを一つ一つやるのは面倒なのでマクロで対応してみます。
範囲を選択して実行すると各セルの文字列の最後で改行します。
空のセルは除きます。

Sub 選択範囲の文字列の末尾に改行を追加()
    Dim c As Object
    For Each c In Selection
        If c.Value <> "" Then
            c.Value = c.Value & Chr(10)
        End If
    Next c
End Sub

逆に改行を削除するマクロも紹介します。元に戻すときに使います。

Sub 選択範囲の文字列の末尾の改行を削除()
    Dim c As Object
    For Each c In Selection
        t = c.Value
        If Right(t, 1) = Chr(10) Then '末尾が改行の場合。
            c.Value = Left(t, Len(t) - 1)
        End If
    Next c
End Sub

行の高さを増やすマクロ

正攻法についてもマクロを作ってみました。
各行の高さを、元の行の高さにA列のフォントサイズを加えた値にしています。フォントサイズは1.2倍にして少し余裕を持たせています。

Sub 行の高さを増やす()
    For myrow = 1 To Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
        height_old = Rows(myrow).RowHeight
        height_add = Cells(myrow, 1).Font.Size
        Rows(myrow).RowHeight = height_old + height_add * 1.2
    Next myrow
End Sub

[ 2016年3月10日 | カテゴリー: Excel | タグ: , ]

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