毎年、曜日が変わらないカレンダーが紹介されていました。
[曜日が変わらない「合理的な新しい暦」 ≪ WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム]
このカレンダーは発案者の名前から「ハンキ・ヘンリー・パーマネント・カレンダー」と名付けられています。
- 毎年1月1日が日曜日から始まる。
- 年間364日。1月は30日まで、2月は30日まで、3月は31日まで、以下、3か月ずつ同様に12月まで。
- 何年かに一度、「追加週」を7日間、加える。曜日はずれず、これにより公転周期とのずれが修正される。
メリットは年によって曜日がずれないので毎年、同じスケジュールが使えるということ。確かに毎年、同じようなことをやっているのに、スケジュールの見直しをしていますが、これが不要に。
特に元日やクリスマスが日曜日に固定されるので仕事に支障をきたすことがありません。
カレンダー以外の主張としては、「時差を気にせず、世界中で、世界標準時を使おう」というのがあります。
「正午にキックオフ(日本時間午後9時)」という表記、注釈は不要です。この場合、日本でも『12時』にキックオフです。「午前9時から午後5時まで」は『0時から8時まで』となります。
素晴らしいアイディアですが、気になる点があります。
- 給与はどうするのか?通常は月給だと思いますが追加週のある年は給与も追加されるのでしょうか。もっとも現行のカレンダーでも30日までの月と31日までの月は同じ給与で誰も文句は言いませんが。
- 世界中で世界標準時を使うと、勤務時間が『23時から7時まで』の場合、勤務日は当日なのか、翌日なのか?「昨日」や「明日」も安易に使えません。一々『15日の23時』などと日付を付けないと危ないかもしれません。
曜日の変わらないカレンダーと言うことならば、こんなカレンダーはどうでしょうか。
- 毎年1月1日が日曜日から始まる。
- 各月の日数は現行と同じ。
- 2月は固定して29日までとする。12月は通常は30日、閏年は31日までとする。
この方式だと2012年のカレンダーがそのまま使えます。
現行のカレンダーは、閏年の調整を2月という半端な位置で行うのが、問題の一つだと思います。これを12月の最後に行えばよいでしょう。日本ならば、どうせ年末で休むのだから。
今年だと12月30日が日曜日、31日が月曜日、翌年1月1日が日曜日、となります。2013年のカレンダーは12月31日がなくなるだけ。
コメント
曜日が変わらないカレンダーについて書きましたが、これをJavaScriptのユーザー定義関数にしてみました。