とにかく動かすPAD – セレクターが使えないときの対処法

セレクターとOCR

PADでクリック操作をするときの位置を指定するにはセレクターが基本です。
しかしアプリやウェブページによってはセレクターが使えない場合があります。

代替策としては【マウスの移動】を使って座標で指定する方法が考えられます。
ただし、ディスプレイのサイズなどが変わってしまうとダメです。

次に考えられるのがOCRです。
【画面上のテキストにマウスを移動する(OCR)】というアクションがあります。
これが使い物になりません。特に日本語は難しいです。

画像を使う方法

意外に使えるのが【マウスを画像に移動】です。
OCRではないですが、画像をそのまま探すらしく、かなり正確に認識します。そして早いです。
文字列も画像としてキャプチャすることができます。
ボタンなどに書かれた文字列を画像として登録しておき、合致する場所を探し出して、その場所をクリックするということが可能になります。

【マウスを画像に移動】の使用方法

画像の選択:
「画像を選択してください」をクリック。
「画像のキャプチャ」をクリック。
画像の範囲を選択(左上から右下にドラッグ)。
「画像が正常にキャプチャされました」と表示され画像が表示されればOK。

マウスの移動後にクリックを送信します:
オンにするとボタンなどを押す。

画像照合アルゴリズム:
通常は「基本」でいいが失敗する場合は「詳細」にする。

画像に対するマウスの相対位置:
通常は真ん中にしておく。このため画像の中心をクリックすることを念頭に置いて画像の選択を行う。

注意点

同じ画像が複数ある

同じ画像(文字列)が二つ以上ある場合は「発生回数」で指定します。
二つ目を指定したい場合は「発生回数」を「2」にします。
おそらく上から順に探していると思います。
なるべくこうならないように広めに画像を選択するのがよいです。

画像のサイズが変わる

画像のサイズが変わると見つけられません。
もしモニターサイズが違う両方の環境で動作させる場合は「マウスの移動先の画像」に両方の画像をセットするとよいようです。
どれかが一致するようにすればいいです。

文字列を画像として

文字列を画像として選択した場合、フォントが変わると見つけられません。
大きさが変わってもダメです。

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