とにかく動かすPAD – ファイル名がわからないExcelを掴む方法

システムで自動的に起動したExcelファイルをPAD(Power Automate Desktop)で操作する場合、ファイル名が固定であれば【実行中のExcelに添付】を使ってインスタンスを取得し操作することが可能です。
しかし、システムが自動的にファイルを生成する際にファイル名に日時が含まれるなど、ファイル名が不定である場合があります。

【ウィンドウの詳細を取得する】

【ウィンドウの詳細を取得する】を使用することで、実行中のアプリケーションのタイトルを取得することができます。

まず、任意のExcelファイルを開いた状態で【ウィンドウの詳細を取得する】を編集します。
「ウィンドウ」のボックスをクリックして「UI要素の追加」をクリックしてください。
Excelファイルのウィンドウを赤く表示させてCtrl+左クリックを実行します。

「ウィンドウ」の右側にある鉛筆アイコンをクリックしてセレクター編集画面を開きます。
演算子を「含む」に変更して値を「Excel」のみに設定します。この設定により、ファイル名が何であってもExcelファイルが選択されるようになります。
設定を保存すると、変数「WindowProperty」にタイトルがセットされます。

【実行中のExcelに添付】

【実行中のExcelに添付】のドキュメント名に「%WindowProperty%」を設定することで、Excelを掴むことができるようになります。
この後は【Excelワークシートから読み取る】など、一般的なExcel操作を実行することが可能になります。

この方法により、ファイル名が動的に変更されるExcelファイルであっても、確実にアクセスして操作することができるようになります。
なお、Excelが複数起動されている場合はどちらかにアクセスしてしまいますので要注意です。おそらく先に開いたExcelを掴みにいきます。

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