「春の甲子園」とか「センバツ」などと呼ばれる選抜高等学校野球大会ですが、夏の甲子園が各都道府県の予選で優勝したチームが出場する仕組みであるのに対し、春の甲子園は選考委員会が出場チームを選びます。
地域ごとに枠が決まっています。
この枠に地域格差があります。
前にも同じテーマの記事を書いたことがありますがデータを新しくしました。
詳細は下表のとおりです。
枠は2022年度の実際の割り当てです。
四国は4県しかないのに2校が割り当てられています。
人口1千万人あたりだと、四国が5.4校もあるのに対し、関東が1.3校しかありません。
これは酷すぎます。
西日本(近畿から西)は16校で1千万人あたり3.5校。
東日本は13校で1千万人あたり1.6校しかありません。
春の甲子園も都道府県別にすればいいのにと思います。
「21世紀枠」という、ほぼ全てが一回戦で負けるチームを選ぶ、よく分からない制度もやめればいいのに。運動会じゃないんだから。
地域 | 枠 | 人口(2020年) | 枠(1千万人当) |
---|---|---|---|
北海道 | 1 | 5,224,614 | 1.9 |
東北 | 2 | 8,611,195 | 2.3 |
関東 | 4 | 30,415,821 | 1.3 |
東京 | 2 | 14,047,594 | 1.4 |
東海 | 2 | 14,924,613 | 1.3 |
北信越 | 2 | 7,183,486 | 2.8 |
近畿 | 7 | 20,541,441 | 3.4 |
中国 | 3 | 7,254,726 | 4.1 |
四国 | 2 | 3,696,171 | 5.4 |
九州 | 4 | 14,246,438 | 2.8 |
都道府県別が無理ならば人口比がいいと思います。
21世紀枠をやめ、人口比で32校を公平に割り当てると、下表のとおりとなります。
関東は7校に増え、四国は1校に減ります。
地域 | 枠 |
---|---|
北海道 | 1 |
東北 | 2 |
関東 | 7 |
東京 | 4 |
東海 | 4 |
北信越 | 2 |
近畿 | 5 |
中国 | 2 |
四国 | 1 |
九州 | 4 |
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