なぜ7番目の月を意味するSeptemberが9月なのか

「September」はラテン語で7番目を意味する「Septem」にちなんでいます。「Seven」と語源は同じそうです。
しかし「September」は9月です。

「7月にカエサル、8月にアウグストゥスが自分の名前を付けたので2か月ずれた」という説がありますが俗説だそうです。自分の名前を付けたという点は正しいですが、「ずれた」というのはおかしいです。
元々、7月は「Quintilis」であり、これは「5番目の月」という意味です。カエサルが変える前から既にずれていました。 (さらに…)

土用の丑の日の意味

「土用」は大雑把に言えば、年に4回ある節分の前、約18日間のこと。節分は2月の節分が知られていますが、実は年4回あって、立夏、立秋、立冬、立春の前日だそうです。
つまり「土用」は「日」ではなく「期間」です。天文学的に計算できます。 (さらに…)

「1月1日」がなぜその日になったか

カレンダーは1月1日に始まりますが、なぜ、冬のある日、特徴のない中途半端な日からスタートしたのか、疑問に思います。
もし冬に始めるならば冬至でも良かったはずです。今年は12月21日でしたが、10日ほどずらせば済むはずなのです。

調べてみました。

紀元前753年、ローマ歴では、1年は304日、マルティウス(三月に相当)からデケンベル(十二月に相当)まで10か月しかありませんでした。空白期間がありますが、カレンダーは農耕のために利用されたので、これで充分だったそうです。王様が春に「新年が始まるよ」と宣言して始まったそうです。
その後、紀元前713年、空白期間にヤーヌアーリウス(一月に相当)とフェブルアーリウス(二月に相当)が挿入されました。これで12か月になります。
そして、紀元前153年に「新年はヤーヌアーリウス(一月に相当)から始める」となりました。
これがカレンダーの始まりが1月1日で中途半端な日になった理由です。

ローマ歴は、紀元前45年にユリウス暦(365.25日周期)に、1582年にグレゴリオ暦(365.2425日周期)になり、現在に至ります。

暦を現代に当てはめるのは正しいか

温暖化が叫ばれているのに、昔の暦をそのまま、今も使うのはおかしいと思って、調べてみました。
暦で最も寒い時期とされるのが大寒。2010年ならば1月20日です。
逆に最も暑い時期とされるのが大暑。7月22日です。

つまり暦では最も寒いのは1月、暑いのは7月。

では実際はどうか。
気象庁のサイトに日本各地の観測開始からの毎月のデータが載せられています。
次は東京の年月別の値の載ったページ。 (さらに…)


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