清原の逮捕と西武黄金時代
2月2日の夜、清原和博が覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕されました。
紛れもない元スター選手の不祥事です。
1986年に西武に入団し新人王。その後はコンスタントに成績を残しますがベストナインとゴールデングラブ以外の主要なタイトルを獲得したことがありません。しかし2004年に通算2000安打を達成。2008年に現役を引退。通算525本塁打は歴代5位。まさに「無冠の帝王」です。 (さらに…)
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2月2日の夜、清原和博が覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕されました。
紛れもない元スター選手の不祥事です。
1986年に西武に入団し新人王。その後はコンスタントに成績を残しますがベストナインとゴールデングラブ以外の主要なタイトルを獲得したことがありません。しかし2004年に通算2000安打を達成。2008年に現役を引退。通算525本塁打は歴代5位。まさに「無冠の帝王」です。 (さらに…)
ロッテが日本ハムに勝ち、3位でCS進出を決めました。
今年は西武が3位、ロッテが4位という状況が続き、最後にロッテが逆転しました。
今年の経緯をまとめておきます。 (さらに…)
2015年7月7日の時点で3位西武の貯金は11。2位日本ハムにゲーム差0.5と肉薄していた。しかし、7月8日、オリックスに6対12で敗れると、7月10日からの日本ハムとの3連戦を全て落とし、4連敗。
7月14日の楽天戦、先発は牧田。試合は2対2で延長に突入。10回裏に中村がスリーランを放ちサヨナラ勝ち。貯金は8。
一方、4位のロッテは7月4日に西武に敗れ、7月14日のオリックス戦まで7連敗。この時点で借金は6となり、西武とのゲーム差は7となっていた。 (さらに…)
2013年のパシフィック・リーグでは楽天が優勝しました。
しかしクライマックスシリーズ(CS)の出場、2位と3位については終盤まで決まりませんでした。
その経緯を記録しておきます。
次の表は9月28日に西武がソフトバンクに敗れた段階での星勘定表です。
ロッテ | ソフトバンク | 西武 |
---|---|---|
8勝:0.5563 | ||
7勝:0.5493 | ||
6勝:0.5423 | ||
5勝:0.5352 | 6勝:0.5352 | |
8勝:0.5286 | ||
4勝:0.5282 | 5勝:0.5282 | |
7勝:0.5214 | ||
3勝:0.5211 | 4勝:0.5211 | |
6勝:0.5143 | ||
2勝:0.5141 | 3勝:0.5141 | |
5勝:0.5071 | ||
1勝:0.507 | 2勝:0.507 | |
0勝:0.5 | 1勝:0.5 | 4勝:0.5 |
0勝:0.493 | ||
3勝:0.4929 | ||
2勝:0.4857 | ||
1勝:0.4786 | ||
0勝:0.4714 |
2位ロッテ、3位ソフトバンク、4位西武となっています。
ロッテは残り8試合で、5勝すれば3位、6勝すれば2位を確保、という状態です。
ソフトバンクは残り6試合で、6勝すれば自力で3位を確保。
西武は自力では3位を確保できないという状態でした。
次の表は10月5日にソフトバンクが敗れ、日程を終了した段階での星勘定表です。
ロッテ | ソフトバンク | 西武 |
---|---|---|
3勝:0.5423 | ||
2勝:0.5352 | ||
2勝:0.5286 | ||
1勝:0.5282 | ||
1勝:0.5214 | ||
0勝:0.5211 | ||
0勝:0.5143 | ||
0勝:0.5141 |
西武はここまで6連勝。残り2試合を負けてもソフトバンクを上回るということになり、3位以内を確保しました。
一方、ロッテは残り3試合で2勝すれば2位を確保するという状態です。
この後、ロッテは2連敗、西武は勝ち(都合6連勝)、この時点で西武が2位に浮上しました。
最終戦はロッテ対西武。勝った方が2位ということになりました。
そして、西武が勝ち(都合8連勝)、2位となり、ロッテは3位になりました。
次の表は、最初の表に結果を太字で書き込んだものです。
ロッテ | ソフトバンク | 西武 |
---|---|---|
8勝:0.5563 | ||
7勝:0.5493 | ||
6勝:0.5423 | ||
5勝:0.5352 | 6勝:0.5352 | |
8勝:0.5286 | ||
4勝:0.5282 | 5勝:0.5282 | |
7勝:0.5214 | ||
3勝:0.5211 | 4勝:0.5211 | |
6勝:0.5143 | ||
2勝:0.5141 | 3勝:0.5141 | |
5勝:0.5071 | ||
1勝:0.507 | 2勝:0.507 | |
0勝:0.5 | 1勝:0.5 | 4勝:0.5 |
0勝:0.493 | ||
3勝:0.4929 | ||
2勝:0.4857 | ||
1勝:0.4786 | ||
0勝:0.4714 |
クライマックスシリーズ2013のファーストステージは、ロッテが2勝1敗で西武を破り、ファイナルステージ進出を決めました。
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 0 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 5 | 0 | 11 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
西武はレギュラーシーズンの終盤、絶好調で、8連勝でシーズンを終え、最終戦でロッテを破り、2位に浮上しました。
勢いが止まらないかに見えましたが、この試合では大舞台ということで緊張していたのか、得点は中村の一発だけ。
一方、ロッテは井口、サブロー、里崎らのベテランを中心に落ち着いたもの。
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
西武 | 2 | 2 | 1 | 3 | 5 | 0 | 0 | 2 | X | 15 |
初戦で大敗した西武は今度は緊張がなくなったのか、打線が爆発。投げては岡本が完封。
ロッテは、先発の松永が柄にもなく緊張してダメでした。
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 4 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
最終戦、今度は西武攻撃陣がまた緊張、大振りが目立ちます。中村などは明らかに一発狙い、シングルヒットでバットを叩きつける始末。
江東の西武・牧田ですが、鈴木大地、井口のソロ本塁打、角中の2点タイムリー三塁打などで得点。
先発の唐川、リリーフの内、最後は益田が抑えました。緊迫した好ゲームでした。まあ、ミスもありましたが。
ロッテが昨日に続く逆転勝ちでクライマックスシリーズファーストステージを2勝で勝ち抜きました。
セカンド(ファイナル)ステージでソフトバンクと対戦します。
先発のマーフィーが初回にいきなり打たれ、0対3。
その後、ロッテが小刻みに点を重ね、9回表に里崎の本塁打で追いつき、昨日に続く延長戦へ。
11回表、大松が出塁、代走に岡田。里崎が送り、西岡は敬遠。清田はライトライナーに倒れるも続く井口がタイムリーヒットで岡田が生還。
最後は今日、絶好調の中島を小林宏之が抑えて勝利。
こうやって書くとあっさりしていますが、実際はお互い、ピンチとチャンスの繰り返しで、手に汗握る熱戦とはこのこと。
復帰したばかりの里崎が連日の殊勲打。やはり的場とは打力が違う。
今日はマーフィーの後、投手6人をつぎ込み、零封。ロッテの弱点であった中継ぎ陣(渡辺俊、吉見も投げました)が立ち直ったのが大きいかもしれません。
西武は昨日、打ち込まれたシコースキーを使えなかったのが痛い。 (さらに…)
10月9日から始まった2010年パシフィックリーグクライマックスシリーズ第1ステージ第1戦はロッテが6対5で西武に大逆転勝ち。
2回裏に中村の本塁打で先制され、8回表に西岡が同点本塁打。ここまではロッテ・成瀬と西武・涌井の投手戦。
8回裏にリリーフの内が乱れ、1死満塁。サードゴロを今江が本塁に送球するも大きくそれてショートバウンド、里崎が体を伸ばしてナイスキャッチしたもののフォースアウトのみでダブルプレーは取れず。その後、ライト前ヒットを打たれ、サブローの返球がそれる間に走者一掃。さらに1点を取られ、1対5の4点差。負けを覚悟しました。
しかし9回表にリリーフのシコースキーを打ち込み、キムと里崎の適時打で同点。代走の岡田が里崎の単打で三塁まで進む好走塁。続く西岡のレフトフライで生還、となるかと思われましたが、打った瞬間に岡田は本塁方向にスタートしてしまい、一度戻ってからタッチアップ。好返球もあって本塁で憤死。これには西岡も激怒していました。
そして延長に突入。11回表、9回に足を引きずってホームインした福浦の打席。ライトスタンドに本塁打。
11回裏、小林宏之が抑えて、ロッテが勝利。 (さらに…)
2008年に西武の投手が相手に与えたデッドボールは68個でパシフィックリーグで最も多い(最小はロッテの47個)。
7月17日に西武が1イニング3死球のプロ野球タイ記録を出し、ロッテのベニーがキャッチャーを投げ飛ばしたのは、象徴的。
西武は、投手陣の「ぶつけても構わない」というスタンスで、この年、パシフィックを制した。
と思われるが、一方、セントラルは横浜の80個が最高。5位のヤクルトと19ゲーム差の圧倒的最下位であった。