最も危険な犬は秋田犬?

毎日新聞の2011年5月23日の夕刊にペット保険に関する記事がありました。

ペットのための損害保険があります。
そしてペットが人や動物にケガをさせたり、物を壊したりした際に賠償責任が生じた場合に保険金を支払う特約があります。
アニコム損保が、2008年4月から2011年3月までに、この特約に基づいて保険金を支払った事故は411件あります。

特約契約件数に対し事故の件数が多かった犬種は次の通りです。

  1. 秋田犬 3.7%
  2. バーニーズ・マウンテン・ドッグ 2.1%
  3. ボーダーコリー 1.2%

秋田犬が最も事故を起こしやすい「乱暴者」ということになります。
事故は「対動物事故」「対人間事故」「対物事故」に分けられます。自動車保険に似ています。
これを犬種別にみるとそれぞれ多い事故は次の通りです。

秋田犬 対動物事故
柴犬 対人間事故
ミニチュアダックスフント、トイプードル 対物事故

秋田犬は他の動物を噛む事故が多く、柴犬は人間を噛む事故が多いということでしょう。
ダックスフントやプードルは物を壊す事故。メガネなどを噛んでしまうようです。
このあたり、犬の本能ですから、いくら躾けても難しいところ。だからこそのペット保険なのかもしれません。
なお調査件数が411件と少ないので「秋田犬が最も危険」と決め付けるのは尚早でしょう。

ペット犬賠償:平均7万6000円 「人かんだ」で170万円も
ペット犬が人や動物にけがをさせたり、物を壊した際の賠償額が、平均約7万6000円に上ることが、ペット保険大手「アニコム損保」(本社・東京都新宿区)の調査で明らかになった。犬種別では、秋田犬が賠償事故を起こす確率が最も高く、小型犬でも物損事故による高額の賠償が発生していた。(毎日新聞、2011年5月23日)

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