PAC(Power Automate Cloud)はSharePointやOneDriveのファイルを操作することができます。
シンプルな【ファイルの作成】を例に基本的な使い方を紹介します。
SharePointの場合
【ファイルの作成】は指定したフォルダにファイルを作成するアクションです。
「ファイルの作成」でアクションを検索するといくつか見つかります。
「SharePoint」にある【ファイルの作成】を選択します。
Site Address:候補となるサイトから選択します。
Folder Path:右にあるフォルダアイコンをクリックしてフォルダを選択します。
File Name:ファイルの名前です。例「hello.txt」
File Content:ファイルの中身です。例「こんにちは。」
これを実行すると指定したサイトにhello.txtというファイルが作成され、中身が「こんにちは。」となります。
サイトが見つからない場合
Site Addressのところで目的のサイトが表示されない場合があります。
このときは次のようにします。
ブラウザで目的のサイトを表示する。
URLのパラメータのidを確認する。
パーセントエンコードをデコードする。
これを「Site Address」に直接セットする。
デコードは次のようにします。生成AIに変換を頼めば簡単です。
%3A → : (コロン)
%2F → / (スラッシュ)
%2E → . (ドット)
%5F → _ (アンダースコア)
%2D → – (ハイフン)
例
元のURL
https://xxxxx-my.sharepoint.com/libraries?id=https%3A%2F%2Fxxxxx%2Esharepoint%2Ecom%2Fsites%2Fmsteams%5Fyyyyy%2Dzzzzz
Site AddressにセットするURL
https://xxxxx.sharepoint.com/sites/msteams_yyyyy-zzzzz
OneDrive
OneDriveというより「マイファイル」の方が分かりやすいかもしれません。
この場合は、「SharePoint」ではなく「OneDrive for Business」にある【ファイルの作成】を選択します。
サイトを指定する必要がありません。
Folder Path:右にあるフォルダアイコンをクリックしてフォルダを選択します。
File Name:ファイルの名前です。例「hello.txt」
File Content:ファイルの中身です。例「こんにちは。」
実行結果はSharePointの場合と同じです。


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