残念と無念の違い

夏の甲子園で大阪桐蔭が小松大谷に完封負けしました。
西谷浩一監督が「残念というか無念です」とコメントしていました。
残念と無念は何が違うのでしょうか。

辞書

辞書(大辞泉)で調べてみます。

残念
もの足りなく感じること。あきらめきれないこと。また、そのさま。「残念なことをしてくれた」
悔しく思うこと。また、そのさま。無念。「負けて残念だ」

無念
仏語。妄念のないこと。迷いの心を離れて無我の境地に入り、何事も思わないこと。正念。⇔有念。
くやしいこと。また、そのさま。「無念な結果に終わる」「残念無念」

比較

「残念無念」と言われるように同じ意味で使われますが、比べると違いがあるようです。

「残念」というのは「心が少し残る」ということ。物足りない状態を表します。
「無念」というのは「心が残らない」ということ。何とも思わない状態を表します。

こうしてみると西谷監督は「やり切って悔いは残っていない」ということを言いたかったのではないかと思料します。

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