翻訳ツール「TexTra」の翻訳精度比較とAPI使用例

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国産の翻訳ツールTexTraを使ってみました。

比較

他の翻訳ツールと比較してみました。
元は「不思議の国のアリス」の英語文。これを日本語に訳します。

原文

Alice was beginning to get very tired of sitting by her sister on the bank, and of having nothing to do: once or twice she had peeped into the book her sister was reading, but it had no pictures or conversations in it, “and what is the use of a book,” thought Alice “without pictures or conversations?”

Google

アリスは、銀行で妹のそばに座って何もすることがないことにとてもうんざりし始めていました。一度か二度、妹が読んでいる本をのぞき見しましたが、そこには絵も会話もありませんでした。 絵や会話なしで本を使うの?」とアリスは思いました。

定番中の定番、Google翻訳です。
「bank」を「銀行」と訳してしまっています。鉤括弧がペアになっていません。

DeepL

アリスは、土手で姉のそばに座り、何もすることがないことにとても疲れ始めていた。一度か二度、姉が読んでいる本を覗いたが、そこには絵も会話もなかった。「絵も会話もない本なんて、何の役に立つのかしら」と、アリスは思ったものだ。

今、Googleから定番の地位を奪おうとしているのがDeepLです。無料で使えます。
「bank」を「土手」と正しく訳しています。
ミスらしいミスはないです。素晴らしい精度です。

TexTra

アリスは、銀行で姉のそばに座っていることや、何もすることがないことにとても飽きてきました。姉が読んでいる本を一、二度のぞいてみましたが、その中には絵も会話もありませんでした。「では、絵も会話もない本は何の役に立つのでしょう?」とアリスは思いました。「絵も会話もない本は何の役に立つのでしょう?」

新鋭のTexTraです。無料で使えますが、ユーザー登録が必要です。メールアドレスが不要です。パスワード忘れたらどうするんだろう。
「bank」を「銀行」と訳しています。誤りです。
引用符の処理を間違っているのか。同じ文が二回出てきています。これは致命的。
これ以外は使えるレベルと言えるでしょう。

API

Web APIが使えます。

Pythonで試してみました。
元のサイトにあるサンプルコードを修正しています。

import requests as req
from requests_oauthlib import OAuth1
import json

NAME = 'stabucky'
KEY = 'xxxxx' # API key
SECRET = 'xxxxx' # API secret
URL = 'https://mt-auto-minhon-mlt.ucri.jgn-x.jp/api/mt/generalNT_en_ja/' # リクエストURL

consumer = OAuth1(KEY , SECRET)

params = {
    'key': KEY,
    'name': NAME,
    "text": "This is a pen.", # 訳したい英語文
    "type":"json",
}

res = req.post(URL , data=params , auth=consumer)
res.encoding = 'utf-8'
result = json.loads(res.text)
print(result["resultset"]["result"]["text"])

結果
これはペンです。

翻訳元と先の言語はそれぞれ30種類程度画から選択できます。今回は英語から日本語のURLを選んでいます。
NAMEは自分のIDです。
KEY、SECRET、URLはサイトに表示されるものをコピペです。
paramsのtextに訳したい英語の文をセットします。

[ 2022年8月27日 | カテゴリー: デジタル | タグ: , , ]

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