Wordの差し込み印刷で数値や日付の表示形式を操作する場合についてまとめます。
Alt+F9でフィールドコードの表示、非表示を切り替えることができます。
基本
フィールドコードを表示すると
{ MERGEFIELD フィールド名 }
のようになっています。次のように表示形式を加えることで表示形式を操作します。
{ MERGEFIELD フィールド名 表示形式 }
数値、金額
数値、金額の表示形式については「\# 表示形式」とします。
カンマ区切りにするときは次のようにします。
{ MERGEFIELD 金額 \#,### }
小数部分の桁を指定するときは次のようにします。
{ MERGEFIELD 比率 \# 0.00 }
整数部分の桁を指定するときは次のようにします。例えば9桁で表示します。
{ MERGEFIELD 数値 \# 000000000 }
次のようにすると計算結果を表示することができます。フィールド同士の計算もできます。
{ = { MERGEFIELD 金額 } / 1000 \#,### }
{ = { MERGEFIELD 金額 } / { MERGEFIELD 件数 } \#,### }
{ = { MERGEFIELD 金額 } / { MERGEFIELD 件数 } \#,### }
計算結果は四捨五入されるようです。
切捨にする場合は0.5などで減じると反映されますが、正確を期すのであれば差し込み元データの段階で処理しておく方がよいでしょう。
日付
日付の表示形式については「\@ “表示形式”」とします。
{ MERGEFIELD 日付 \@ "ggge年M月d日" }
区分 | 表示形式 |
---|---|
和暦元号 | ggg(「平成」など) |
和暦年 | e |
西暦年 | yyyy(4桁)、yy(下2桁、「0」を補う)、y(下2桁、「0」を補う) |
月 | MM(2桁、「0」を補う)、M(1桁) |
日 | dd(2桁、「0」を補う)、d(1桁) |
曜日 | aaa(「火」など) |
時 | H(24時間)、h(12時間)、AMPM(「午前」または「午後」) |
表示形式 | 表示例 |
---|---|
yyyy/MM/dd | 2012/07/11 |
ggge年M月d日(aaa) | 平成24年7月11日(水) |
H時m分s秒 | 15時20分15秒 |
AMPMh時m分s秒 | 午後2時52分0秒 |
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