夏の甲子園、数々の名勝負が生まれる場所。その中でも、1997年夏の1回戦で繰り広げられた「光星学院(青森) 対 佐賀商業(佐賀)」の試合は、高校野球史に残る壮絶なシーソーゲームとして、今なお語り継がれています。
最終スコアは9-10、佐賀商業の劇的なサヨナラ勝ち。しかし、そのスコアだけでは語り尽くせない、息もつかせぬ逆転の応酬がありました。
5度の逆転劇
この試合の最大の特徴は、なんと5回もリードが入れ替わったことです。両チームの選手たちが織りなす、手に汗握る攻防の軌跡を振り返ってみましょう。
序盤
試合は初回から動きます。1回表に光星学院が1点を先制するも、その裏に佐賀商がすぐさま2点を返し逆転。2回裏にも2点を追加し、佐賀商が序盤の主導権を握ります。(光星 1 – 4 佐賀商)
中盤の逆転劇
3回表、光星学院が4点のビッグイニングで試合をひっくり返し、5-4と逆転に成功します。
7回の攻防 – 満塁弾で再逆転
7回表、光星学院は山根選手のホームランなどでリードを広げます。しかしその裏、3点差を追う佐賀商は、兵動選手が起死回生の逆転満塁ホームランを放ち、スコアは7-8に。土壇場で試合は再び佐賀商リードの展開となります。
9回のドラマ – 執念の再々逆転
9回表、後がない光星学院。驚異的な粘りで2点を奪い、9-8と三度目のリードを奪います。誰もが光星学院の勝利を確信した瞬間でした。
劇的な幕切れ – サヨナラ打
しかし、本当のドラマは9回裏に待っていました。佐賀商は無死からチャンスを作ると、最後は高橋選手が左中間へ抜けるタイムリー二塁打を放ち、サヨナラ勝ち。高校野球史に残る大逆転劇が完結しました。
得点経過
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 光星学院 | 1 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 9 |
| 佐賀商 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | 10 |
まとめ
最後まで勝敗の行方が分からない、まさに高校野球の魅力が凝縮されたような一戦でした。
特に7回の兵動選手の逆転満塁ホームラン、そして9回裏の高橋選手のサヨナラ打は、この試合を象徴するシーンとして多くのファンの心に深く刻まれました。


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