AIエージェントとブラウザの連携を簡単に ‐ Browser Use を使ってみた

Pythonのライブラリbrowser_useを使ってみました。

browser-use/README.md at main · browser-use/browser-use
Make websites accessible for AI agents. Contribute to browser-use/browser-use development by creating an account on GitH...

Browser use は、AIエージェントをブラウザと接続する最も簡単な方法です。

導入

OpenAIのアカウントがあるのが大前提です。

Macの場合、ターミナルで次のようにします。
公式サイトには「playwrightはオプショナル」と書かれていますが必須のようです。

pip install browser-use
playwright install

また次のように環境変数のセットをします。

export OPENAI_API_KEY=sk-xxxxx

サンプル

次のようにします。
レプリコンワクチンに関しては、今日(12月25日)、製薬会社が国会議員を提訴したというニュースがありました。
これが反映されるかどうか確認したいと思います。

from langchain_openai import ChatOpenAI
from browser_use import Agent
import asyncio

async def main():
    agent = Agent(
        task="レプリコンワクチンに関する最新情報をまとめて。日本語で。",
        llm=ChatOpenAI(model="gpt-4o"),
    )
    result = await agent.run()
    print(result)

asyncio.run(main())

実行結果

結果は次の通りMarkdown形式で出力されます。
国会議員が提訴されたニュースも反映されています。
生成AIは情報が古いという弱点がありましたが、それを克服しています。
これはブラウザを起動しニュースをスクレイピングしているからだと思われます。

最新のレプリコンワクチンに関する情報は以下の通りです。

1. **法的問題**: 製薬会社がレプリコンワクチンをめぐり、立憲民主党の原口議員を誹謗中傷で提訴しています。これは複数のニュースソース(NHK、朝日新聞デジタル、Yahoo!ニュース)で報じられています。

2. **製造販売承認**: 明治製菓ファルマが、次世代mRNAワクチンであるレプリコンワクチンの製造販売承認を世界で初めて取得しました。これは2023年11月に行われたと報じられています。

3. **ワクチンの特徴と安全性**: レプリコンワクチンは自己増幅型mRNAワクチンで、細胞内で大量に複製することが特徴です。安全性に関しては、日本で初めて承認されたため、情報が限られていますが、これまでのmRNAワクチンよりも少ない接種者数が報告されています。

gpt-4o-miniの場合

上述のサンプルはモデルとしてgpt-4oを使っています。
これをgpt-4o-miniにしてみました。

最新のレプリコンワクチンに関する情報は以下の通りです:

– **訴訟の内容**: 2024年12月25日、Meiji Seika Pharma社が立憲民主党の原口一博衆院議員を訴えました。訴訟の理由は、原口議員が同社のワクチンを「生物兵器」と呼び、戦時中の人体実験部隊「731部隊」に例えたことによる名誉毀損です。
– **損害賠償**: 同社は、原口氏に対して1千万円の損害賠償を求めています。
– **影響**: 原口氏の発言により、同社には抗議の電話が多数寄せられ、120万円の損害が発生したとされています。また、ワクチンの売上で得られるはずだった55億円超の利益が失われたと主張しています。
– **会社の見解**: 同社は、訴訟は原口氏の主張の科学的根拠を問うものではなく、国から承認されたワクチンに対する一連の発言は「意見や論評の範囲を超えている」と述べています。

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