会議でこんな会話がありました。
Aさん「都市部の高齢者の孤独感を軽減するための革新的なソリューションとして、二つのアプローチを提案します。
第一の解決策は、コミュニティ連携型デジタルプラットフォームの開発です。このアプローチでは、スマートフォンアプリを通じて、近隣の高齢者同士がつながることができます。(以下略)
第二の解決策は、移動型コミュニティセンターの運営です。改装されたバスや大型車両を「移動型コミュニティセンター」として活用し、定期的に異なる地域を巡回します。(以下略)
どちらが良いでしょうか?」
Bさん「前者です」
文章、書き言葉の場合、前者、後者を使うことがあります。
また同じことを書くのは無駄ですし、書いてあるので前のことは読み返せばわかります。
会話の場合はどうでしょうか。
Bさんは分かっているかもしれません。
しかし同席していたCさんには伝わらないかもしれません。話が長いと覚えていないのです。
「前者です」ではなく「スマートフォンアプリを使う方法の方が良いです」などと要約して話したほうがわかりやすいです。
また、内容を繰り返すことでAさんはBさんと認識の相違がないことがわかります。
アレクサでおなじみのアマゾンのスマートスピーカーは「13時にアラームを設定」と言うと「午後1時にアラームを設定しました」などと言います。
あえて別の言い方をして確認をしているのです。
文章によるコミュニケーションと音声によるコミュニケーション。
TPOに応じた言葉の使いわけを心がけたいものです。
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