ラジオで「世の中で最も嫌われているのは和泉元彌」という話を聞いて調べてみると、ウィキペディアに次のように書かれていました。
能楽協会は臨時総会を開催、総会では1100対26という大差で元彌の「退会命令」処分を決定した
1995年に和泉流宗家継承騒動というのがありました。
狂言の世界では和泉流が宗家であり、和泉元彌が周囲の了解を得ずに勝手に宗家を名乗ってしまいました。
これに他の有力者が揃って反対し、能楽協会は総会で投票し、和泉元彌を退会させました。
退会に賛成したのが98%もいたのだから確かに嫌われ者です。
もう一つの有力な家系が野村です。
これらを家系図にまとめてみました。
上述の騒動の中心人物が和泉元秀です。和泉元彌の実父です。
元秀は別の名門である山脇家に養子に入ります。
そして長女を初の女狂言師にします。
続いて三宅藤九郎を次男であり自分の弟でもある三宅右近に継がせず、次女に継がせます。
この辺りから狂言の世界のしきたりを守っていなかったようです。
そして長男に和泉家を継がせます。
別の名門が野村家で、こちらもお家騒動がありました。
こちらにいるのが野村萬斎です。和泉元彌とは曽祖父が同じです。
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