高校野球の試合時間

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アメリカのメジャーリーグではピッチクロックが導入されて試合時間の大幅な短縮を実現したそうです。
日本のプロ野球も試合時間が長すぎるので導入してほしいところです。
一方、高校野球はかなり短い印象がありますが実際はどれくらいなのでしょうか。
調べてみました。

元となるデータ

甲子園の公式サイトがあり、2006年夏以降の全試合の記録があります。
主要な項目だけ抜き出してCSVにしました。

2006年夏から2023年夏まで

試合時間

開始時刻、終了時刻の記録のある2007年以降で集計します。
また、2020年は、春は中止、夏は春の出場校32チームがそれぞれ1試合ずつ計16試合を行いました。この年は除外しています。
結果は、春の平均が2時間3分、夏の平均が2時間11分、全体の平均が2時間8分でした。

全体
2008 2:05 2:20 2:14
2009 2:01 2:06 2:04
2010 2:05 2:08 2:07
2011 1:57 2:14 2:07
2012 1:59 2:02 2:01
2013 1:57 2:03 2:01
2014 2:05 2:04 2:04
2015 1:57 2:06 2:03
2016 1:59 2:09 2:05
2017 2:09 2:14 2:12
2018 2:05 2:09 2:07
2019 2:08 2:17 2:14
2021 2:08 2:11 2:09
2022 2:08 2:16 2:13
2023 2:05 2:24 2:16
全体 2:03 2:11 2:08

なお、中央値は2時間5分でした。

先攻と後攻

ついでに先攻と後攻の得点について調べてみました。
「勢いが付くから先攻がいい」とか「相手の出方に従って作戦を立てられるから後攻がいい」とかもっともらしい話があります。
実際は先攻と後攻の得点はほぼ同じでした。
面白いのは春と夏の違いで、夏のほうが得点が多いです。やはり夏は投手が疲れやすいのでしょうか。

* 全体
先攻 3.94 4.58 4.33
後攻 3.85 4.65 4.33

[ 2023年12月10日 | カテゴリー: 野球 | タグ: , ]

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