UiPathの【コードを呼び出し】を関数のように使う方法

UiPathには【コードを呼び出し】というアクティビティがあり、VB.NETやC#を使うことができます。
これを使って関数のように使う方法について整理します。
ポイントは引数の使い方になります。
下の手順のとおりやれば動きます。
この手法が使えればコードの中身は生成AIで書けるのでいくらでも応用できます。

やりたいこと

外側.xamlから内側.xamlを呼び出す。
内側.xamlは受け取った値を2倍にして返す。

一般的なプログラム言語で書くとすれば次の通り。

function 内側(ValueInput){
    ValueOutput = ValueInput * 2;
    return ValueOutput;
}

内側.xaml

外から受け取った値を2倍して外に渡す。

引数

引数を次の通り入力。

名前 方向 引数の型 既定値
ValueInput 入力 Int32 ValueInput
ValueOutput 出力 Int32 ValueOutput

ValueInput:外から受け取る値
ValueOutput:外に渡す値

【コードを呼び出し】

「コードを編集」をクリックして次の通り入力。

saki = moto * 2

引数

「引数を編集」をクリックして次の通り入力。

Name Direction Type Value
moto 入力 Int32 ValueInput
saki 出力 Int32 ValueOutput

外側.xaml

内側.xamlを呼び出して2倍した値を取得する。

変数

変数を次の通り入力。

名前 変数の型
sotoInput Int32
sotoOutput Int32

sotoInput:入力する値
sotoOutput:出力する値

【代入】

sotoInput = 123

【ワークフローファイルを呼び出し】

ワークフローファイル名:内側.xaml

引数

「引数をインポート」をクリックして次の通り入力。

Name Direction Type Value
ValueInput 入力 Int32 sotoInput
ValueOutput 出力 Int32 sotoOutput

【1行を書き込み】

テキスト:
sotoOutput.ToString

実行結果

外側.xamlを実行します。結果は次のとおりとなります。

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