Wordのワイルドカードを使うと検索した結果を使って少し複雑な置換をすることができます。
例えば「福沢 諭吉」を「諭吉 福沢」のように姓名を逆にしたりすることもできます。
「検索する文字列」で特定の箇所を半角括弧で挟むと、その箇所を「置換後の文字列」として指定することができます。
「特殊文字」として「検索する文字列式(X)\n」を使います。
次は「03(1234)5678」と表記した電話番号を「03-1234-5678」に置換するサンプルです。
なお「ワイルドカードを使用する」にチェックしておきます(他のチェックは外す)。
Word2013で確認しました。 (さらに…)
Wordの検索、置換にはワイルドカードという仕組みがあります。
テキストエディタやプログラム言語でおなじみの正規表現のように使えます。 (さらに…)
VBAでは「Like」を使ってワイルドカード的な使い方ができます。
If myword Like "[a-z]" Then
使い方は次の通りです。
【構文】
文字列がパターンに合致するとTrueを返します。
【パターン】
文字パターン |
引数stringの中の一致する文字 |
? |
任意の1文字 |
* |
任意の数の文字 |
# |
任意の1文字の数字(0-9) |
[charlist] |
文字リストcharlistに指定した文字の中の任意の1文字 |
[!charlist] |
文字リストcharlistに指定した文字以外の任意の1文字 |
次にパターンに文字リストを使う場合の例を示します。
半角カタカナ
半角カタカナはコード順で「ヲァィゥ...レロワン」と並ぶので「[ヲ-ン]」とします。
全角カタカナ
全角カタカナはコード順で「ァアィイ...ンヴヵヶ」と並ぶので「[ァ-ヶ]」とします。
ただし長音が含まれないので、これを含めるため「[ァ-ヶー]」とします。
全角ひらがな
全角ひらがなはコード順で「ぁあぃい...ゐゑをん」と並ぶので「[ぁ-ん]」とします。
ただし長音が含まれないので、これを含めるため「[ぁ-んー]」とします。
半角英小文字
半角英大文字
半角数字
「[0-9]」としてもよいのですが半角数字に関しては上述の通り「#」という記号が用意されています。