Excelで数字や文字列の先頭や末尾の文字を取り出す方法です。
セル「A1」に「123456」がセットされているとします。
数字として考える
先頭の2文字
=INT(A1/10000)
先頭の2文字ということは十万の位と一万の位なので10000で割って切り捨てると求まります。
「INT」は「指定した数値を超えない最大の整数」を返します。
末尾の2文字
=MOD(A1,100)
末尾の2文字ということは十の位と一の位なので100で割った余りで求まります。
「MOD」は「数値を除数で割ったときの剰余」を返します。上の例では「A1を100で割ったときの剰余」になります。
中間の2文字
3文字目から2文字「34」を取り出すとします。
=MOD(INT(A1/100),100)
まず先頭の4文字を取り出します。「INT(123456/100)」で求まります。「123456」です。
次に末尾の2文字を取り出します。「MOD(1234,100)」で求まります。「1234」です。
文字として考える
先頭の2文字
=LEFT(A1,2)
「LEFT」は「文字列の先頭から指定された数の文字」を返します。「123456」です。
末尾の2文字
=RIGHT(A1,2)
「RIGHT」は「文字列の末尾(右端)から指定された文字数の文字」を返します。「123456」です。
中間の2文字
=MID(A1,3,2)
「MID」は「文字列の任意の位置から指定された文字数の文字」を返します。「123456」です。
「MID(文字列,開始位置,文字数)」のように指定します。
注意
数字を文字として考える方が処理は簡単だと思います。ただし注意すべきことがあって、それは桁数です。
「23456」の「先頭の2文字」ということであれば「23」でいいのですが、「十万の位と一万の位」ということであれば「2」(あるいは「02」)となるでしょう。
桁数が変わることが想定される場合は数字として考えるのが無難です。
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