外野手は小指に薬指を入れる

先日「プロ野球魂」というテレビ番組を見ました。
プロ野球選手が、ファインプレーを検証したり、プレーのコツを紹介したりする内容。
これにロッテの岡田幸文選手が出ていました。
昨年のゴールデングラブ賞を獲ったこともあり外野手のスペシャリストとして呼ばれたようです。

ここで岡田が紹介していたのは「グローブの小指の部分に小指と薬指を入れ、人差し指の部分は空けておく」というもの。
確かに岡田のグローブの小指の部分は2本入るように広くなっていました。
岡田独自の話かと思ったらやはりゲストの福本が「自分も同じだ」と言います。プロ野球では当然のことのようで、驚きました。

ただ注意したいのは現在、ロッテで岡田を指導しているのが元阪急の山森コーチであること。
山森は現役時代、サーカスプレーで名を馳せた選手。最も有名なのは完全にホームランの当たりをフェンスに駆け上がって奪い取った、1981年のプレー(このときの相手はロッテ)。このプレーで彼はアメリカの野球殿堂入りをしています。
そして福本は言わずと知れた阪急の名選手。盗塁王で有名ですが、外野守備でも1972年から1983年までゴールデングラブ賞を受賞しています。
つまり当時、二人は阪急の外野を共に守っていたわけで、小指の話は阪急の話なのかもしれません。

ちなみに、元阪急の簑田は1978年から1985年までゴールデングラブ賞。阪急の外野陣は、福本、簑田、山森と鉄壁でした。
また1978年のゴールデングラブ賞は一塁手以外はすべて阪急の選手でした。
1975年から1978年のパシフィック・リーグ4連覇など阪急の黄金時代は守備もよかったのです。
なお1978年のゴールデングラブ賞は山森でなくバーニー・ウィリアムスでした。山森は1986年に受賞しています。
余談ですが、ゴールデングラブ賞はかつてはダイヤモンドグラブ賞と呼ばれていて1986年から改められました。

ダレナノ-福本 豊、簑田 浩二、山森 雅文


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