なぞかけの作り方

なぞかけの作り方についてまとめました。

基本フォーム

基本となる文は
と掛けて、と解く。その心は。」
です。
例としては
と掛けて、酒を飲み過ぎた翌日と解く。その心は航海(後悔)します。」
となります。

  • 「船」に関連する言葉として「航海します」
  • 「酒を飲み過ぎた翌日」に関連する言葉として「後悔します」

つまり「に関連する、同じ音で違う意味の二つの」を考えるのがなぞかけです。

なお、「Aと掛けて、Bと解く。その心はどちらもC。」と「どちらも」を入れる人がいますが、これは不要であると考えます。

同音異義語

なぞかけの基本は同音異義語です。
「Aと掛けて、Bと解く。その心はC。」
Cの部分が同音異義語になるものを考えればよいのです。
「こうかい」などは航海、後悔、公開などは種類が多いので考えやすいです。
前に挙げた「船と掛けて、酒を飲み過ぎた翌日と解く。その心は航海(後悔)します。」が一つの例です。
また「プライバシーと掛けて、酒を飲み過ぎた翌日と解く。その心は公開(後悔)は困ります。」などとアレンジして作ります。
なお多少の収まりの悪さは気にしなくてよいです。

同音異義語から考えれば、なぞかけを作るのは簡単です。
辞書をめくって同じ音で違う意味の言葉を見つければよいのです。
たとえば「どきょう」という言葉が見つかりました。
同音異義語が見つかったら、それをCとし、二つの関連語A、Bを考えます。
「僧侶と掛けて、ピンチと解く。その心は、読経(度胸)が大切です。」
これでOKです。

よくあるテクニック

同音異義語と関連語を見つけても、それが文章にならないかもしれません。
そんなときは「○○がつきものです」や「○○が大事/大切です」などを付けると収まりがいい場合があります。

例えば「こしょう(胡椒、故障)」から「肉料理」と「中古品」という言葉を思い付いたとします。
「肉料理と掛けて、中古品と解く。その心は、胡椒(故障)。」では文になりません。
そこで「がつきものです」を付けます。
「肉料理と掛けて、中古品と解く。その心は、胡椒(故障)がつきものです。」
これで形になります。

使い回しのできるフレーズ

実際には、Cの部分ではなく、「お題」としてAの部分が最初に出されます。
Aに関連する同音異義語Cを考えて、別の意味に関連するBを考えます。
これはなかなか難しいです。
そこであらかじめ色々なパターンを考えて慣れておく必要があります。
そのうち、色々なお題に対応できるCが思い浮かぶかもしれません。これを覚えておくと困ったときに使えます。

例えば
タケノコと掛けて、小栗旬のサインと解く。その心は、旬の味覚(旬のみ書く)です。」
これは「タケノコ」の部分を別の旬の食べ物に置き換えても通じます。
と掛けて、小栗旬のサインと解く。その心は、旬の味覚(旬のみ書く)です。」
これでOKです。

と掛けて、骨董屋と解く。その心は、蕾、付けました(壺、見付けました)。」
これも季節さえ合っていれば「桜」の部分を「梅」でも何でも蕾を付けるものに置き換えても通じます。

コメント

  1. 匿名 より:

    アルプスの少女とかけて何と解く?
    使い終わった寺と解きます❗
    その心は?
    どちらもハイジだから!

  2. stabucky より:

    浅学で申し訳ありません。「はいでら」と読んでいました。

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