清原の逮捕と西武黄金時代

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2月2日の夜、清原和博が覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕されました。
紛れもない元スター選手の不祥事です。
1986年に西武に入団し新人王。その後はコンスタントに成績を残しますがベストナインとゴールデングラブ以外の主要なタイトルを獲得したことがありません。しかし2004年に通算2000安打を達成。2008年に現役を引退。通算525本塁打は歴代5位。まさに「無冠の帝王」です。

清原のタイトル
清原のタイトル

清原の年度別成績
清原の年度別成績

清原は1997年に巨人に移籍してから成績が下降したと見ていいと思います。
逆に清原がいた頃の西武はとにかく強かったという印象があります。「西武黄金時代」とよく言われますが具体的にはいつ頃なのでしょうか。調べてみました。

1982年、広岡が監督に就任。この年は前期後期制で前期優勝の西武が後期優勝の日本ハムを破り球団創設以来初優勝。日本シリーズでも優勝。
広岡が監督を務めた4年間でリーグ優勝4回、日本一2回。
1986年、森が監督に就任。この年から3年連続で日本一。1年おいてまた3年連続日本一。
森が監督を務めた9年間でリーグ優勝8回、日本一6回。

1982年から1994年までの13年間が広い意味で西武黄金時代でしょう。
その中でも最も強かったのは1992年だと思います。この年はベストナイン10人のうち8人が西武の選手。
投手から遊撃手までを西武が占め、外野には秋山、指名打者にはデストラーデが選ばれました。
ゴールデングラブに至っては9人のうち8人が西武。ダイエーの佐々木だけが西武以外ですが後に西武に移籍します。

次は開幕時のスターティングメンバー。

投手 工藤 公康
捕手 伊東 勤
一塁手 清原 和博
二塁手 辻 発彦
三塁手 石毛 宏典
遊撃手 田辺 徳雄
左翼手 安部 理
中堅手 秋山 幸二
右翼手 平野 謙
指名打者 デストラーデ

ほぼこのメンバーで一年間を戦っています。日本シリーズで指名打者がないときはデストラーデが一塁手、清原が三塁手、石毛が遊撃手という布陣でした。

1992年の西武

[ 2016年2月4日 | カテゴリー: 野球 | タグ: ]

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