ロッテが日本ハムに勝ち、3位でCS進出を決めました。
今年は西武が3位、ロッテが4位という状況が続き、最後にロッテが逆転しました。
今年の経緯をまとめておきます。
次の表は各月末の貯金です。
時期 | 西武 | ロッテ |
---|---|---|
4月末 | 3 | -3 |
5月末 | 4 | 0 |
6月末 | 8 | 0 |
7月末 | -2 | 0 |
8月末 | -2 | -2 |
9月末 | 1 | 0 |
西武は6月末に8だった貯金を7月末には-2まで減らしています。
細かく見ると7月7日に貯金は今期最高の11でしたが8月15日には今期最低の-7まで減らしています。7月15日から8月4日にかけての13連敗が最大の原因です。
ロッテは月の前半に負けて借金を増やし、月の後半に勝って借金を減らす、を繰り返していました。
8月末には、ソフトバンクが貯金39、日本ハムが貯金21で、1位と2位はほぼ確定でした。
一方、西武とロッテは、ゲーム差なしになり、勝率では西武が0.4914、ロッテが0.4911となりました。しかし残り試合数が西武22試合、ロッテ30試合と8試合も差があり、これがどう影響するか、という問題がありました。「ロッテの方が残り試合が多いから頑張れば有利」という訳の分からない意見が多かったように思いますが、実際は勝率が5割を下回っている状況では残り試合が多い方が不利に決まっています。
これが9月15日の段階では西武が63勝64敗5分、勝率0.4961と借金を減らしたのに対し、ロッテは60勝64敗1分、勝率0.4839と借金を増やし、ゲーム差も開きました。
そして、9月21日から9月27日まで、西武は5連勝、ロッテは5勝1敗と調子を上げた両チームは9月28日に最後の直接対決をします。この試合はロッテが4対2で勝ちました。
この段階での星勘定表は次の通りです。
勝率 | 西武 | ロッテ |
---|---|---|
0.5211 | 7勝 | |
0.5141 | 6勝 | |
0.5072 | 2勝 | |
0.507 | 5勝 | |
0.5 | 1勝 | 4勝 |
0.493 | 3勝 | |
0.4928 | 0勝 | |
0.4859 | 2勝 | |
0.4789 | 1勝 | |
0.4718 | 0勝 |
ロッテは西武よりも4個多く勝たないと勝率が上回りません。
西武が最大2勝すると考えるとロッテのCSマジックは6です。7試合で6勝ですから相当厳しいです。
しかし西武が1勝の場合、ロッテが7試合で4勝すると勝率が0.5で並びます。この場合、直接対決の勝率が高いほうが上位になります。ロッテは西部に13勝11敗ですのでロッテが上位になります。
この後、西武は1勝1敗で日程を終えました。一方、ロッテは2連勝。残り5試合で2勝すればCS進出です。
10月2日に楽天に敗れ、翌3日に勝ち、マジック1に。
そして今日10月3日、日本ハムに勝ち、CS進出を決めました。
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