h1タグはページに一つだけ?

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Word文書でスタイルを使うと次のようになると思います。
便宜的にHTML風のタグを付けてみました。

<標題>旅行記</標題>
<見出し1>第1日</見出し1>
<見出し2>出発</見出し2>
<標準>駅に集合しました。</標準>
<見出し2>到着</見出し2>
<標準>宿に到着しました。</標準>
<見出し1>第2日</見出し1>
<見出し2>起床</見出し2>
<標準>目が覚めました。</標準>
<見出し2>帰宅</見出し2>
<標準>自宅に到着しました。</標準>

「標題」は一つだけです。
その下に複数の「見出し1」があります。
さらに下に「見出し2」があるという、階層構造になっています。

これをHTMLで書くと次のようになります。

<html>
<head>
<title>旅行記</title>
</head>
<body>
<h1>第1日</h1>
<h2>出発</h2>
<p>駅に集合しました。</p>
<h2>到着</h2>
<p>宿に到着しました。</p>
<h1>第2日</h1>
<h2>起床</h2>
<p>目が覚めました。</p>
<h2>帰宅</h2>
<p>自宅に到着しました。</p>
</body>
</html>

Wordには文書をHTMLに変換する機能があります。「見出し1」がh1タグ、「見出し2」がh2タグになります。
「標題」はtitleタグに相当します。titleタグはhead部分に含まれてしまうので、ブラウザでは通常は表示されません。
標題が表示されないので、h1タグが最上位になります。

そのためブログなどでは次のように使われます。

<html>
<head>
<title>旅行記</title>
</head>
<body>
<h1>旅行記</h1>
<h2>第1日</h2>
<h3>出発</h3>
<p>駅に集合しました。</p>
<h3>到着</h3>
<p>宿に到着しました。</p>
<h2>第2日</h2>
<h3>起床</h3>
<p>目が覚めました。</p>
<h3>帰宅</h3>
<p>自宅に到着しました。</p>
</body>
</html>

titleタグとh1タグが同じなります。ほとんどすべてのブログでこのような使われ方をしています。
つまりブラウザではtitleタグが本文中に表示されないのが問題なのですが、これを解決しようという意見を見たことがありません。HTML5ではコンテンツの意味付けが重点の一つでしたが、titleタグとh1タグの関係については従来通りでした。

文書(Word)とHTML(ブラウザ)の関係をまとめると次の通りとなります。

  1. 「標題」は、h1タグとなる。
  2. 「見出し」は、h2タグが最上位となる。「見出し1」がh2タグ、「見出し2」がh3タグに相当する。
  3. titleタグはh1タグと同一となる。唯一性のため、h1タグとh2タグを組み合わせたものとすることもある。

このように考えると、h1タグはページに1つだけとすると文書と辻褄が合います。
整合性を合わせるため、HTMLエディタにはh1、h2タグのレベルを簡単に上下できる機能がほしいところです。

[ 2013年2月23日 | カテゴリー: デジタル | タグ: ]

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