Assault Attack - The Michael Schenker Group

グラハム・ボネットはレインボーをやめた後、ソロとしてシングル「ナイト・ゲームズ」を発表する。

その後、マイケル・シェンカー・グループ(MSG)のアルバム「アソールト・アタック」に参加する。
「Assault」は「急襲」というような意味である。突撃部隊が持つ自動小銃を「アサルトライフル」と言ったりするが、このことである。「Attack」も襲撃という意味だから原題は相当、物騒である。
そこで邦題は「黙示録」としたのだろうが、意味不明である。

アルバムはタイトル曲から始まる。「急襲+襲撃」だがスピード・チューンではない。スラッシュ・メタルがない時代だからか。しかしボネットの絶叫が早くも炸裂している。
出色は三曲目の「ダンサー」だ。「彼女は懸命に働いて欲しいものを手に入れ行きたいところに行く。彼女は偉大なダンサーで若い男どもは彼女が動くのを見ようとする」という歌らしい。まるでポップスであり、メロディもポップである。それをボネットが歌い、シェンカーが弾いてしまうとハード・ロックになってしまう。特に好きなのは最後のパート、つまり「エブリバディ・ノウズ、シー・ノウズ、シー・ノウズ、シーズ・ガット・ア・グッド・ボイス、シーズ・キーン」と少しメロディを変える部分。本当はポップスが好きなボネットらしい歌い回しである。
四曲目が「サムライ」。後にMSGに加入するロビン・マッコーリーが加入していたグランド・プリックス(グランプリ)のアルバム、曲に「サムライ」があるが偶然か。
七曲目は「サーチング・フォー・ア・リーズン」はシャッフルでメロディアス。やはりポップスと言ってもいい曲調だが例のごとくハード・ロックになっている。
八曲目もシャッフル。一曲目もシャッフルで、とにかくシャッフルが好きなマイケル・シェンカーである。

マイケル・シェンカーの攻撃的かつ叙情的なギターとグラハム・ボネットの「やはりハード・ロックしか歌えない」という開き直りが化学反応を起こした傑作である。

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[2015-07-19]

The Michael Schenker Group,1982年,グラハム・ボネット,マイケル・シェンカー

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