Vandenberg - Vandenberg

エイドリアン・ヴァンデンバーグがホワイトスネイクに加入することになったときは結構、大きなニュースになった記憶がある。
正直に言えば、そのときはホワイトスネイクを聴いたことがなかった。ディープ・パープルはよく聴いていたので、デイヴィッド・カヴァデールのバンドだということは知っていた。
そのときのアルバムは「ホワイトスネイク」で邦題が「サーペンス・アルバス」という意味不明のものだった。今も分からない。調べたこともない。
既にレコーディングは脱退する前のジョン・サイクスのテイクを採用するらしく既に終わっていて、ヴァンデンバーグはプロモーション・ビデオに出演するのが最初の仕事だったらしい。他人が録音したギターに合わせて演奏するふりをした。
このアルバムは大ヒットした。ジョン・サイクスの貢献が大きいと思うが、カヴァデイルはなぜ彼をクビにしたのか。ジョン・サイクスは金髪でルックスもいい。後にソロ・デビューするくらいだから野心もあったのだろう。
ともあれ、ヴァンデンバーグはホワイトスネイクの新しいギタリストになった。彼はヴァンデンバーグというバンドのギタリストだった。当然、その頃の彼を私は知らない。ホワイトスネイクのアルバムを一通り聴いた後でヴァンデンバーグのアルバムを聴いた。
バンドとしてのヴァンデンバーグは一言で言えば他のメンバーに華がない。特にボーカルに若々しさ、華やかさがない。人気が今一つだったのはこれが原因だと思う。もっとも、人気が今一つだったというのは主観でしかないが。
アルバム「ヴァンデンバーグ」の8曲目「ロスト・イン・ア・シティ」という曲のイントロのギターが好きだ。ボーカルが入ってがっくりするのだがこれも主観だから仕方がない。
ホワイトスネイクに加入したヴァンデンバーグは次のアルバム「スリップ・オブ・ザ・タング」でようやく曲作りに参加する。しかし腕だか指だかのケガだか病気だかでレコーディングには参加できず、スティーヴ・ヴァイが代わりに加入してレコーディングした。私でも「これはヴァイだ」と分かるほど個性的な演奏で、またしてもヴァンデンバーグの出番はなかったのであった。その後、どうなったか知らない。

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[2014-05-10]

Vandenberg,デイヴィッド・カヴァデール,エイドリアン・ヴァンデンバーグ,ジョン・サイクス,スティーヴ・ヴァイ,1982年

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