Down To Earth - Rainbow

レインボーを最初に聴いたのは、アルバム「Down To Earth」だったように思う。アルカトラスの「No Parole from Rock’n’ Roll」を聴いてからグラハム・ボネットの関連で「Down To Earth」に行ったように記憶している。どちらが先であったか曖昧だが「Down To Earth」はリアルタイムでは聴いていないのは確かである。

レインボーはボーカルのロニー・ジェイムス・ディオが脱退したため後任としてグラハム・ボネットをスカウトした。
ポピュラー・ソングを歌ってもヘヴィ・メタルにしてしまう稀有な声質の持ち主、グラハム・ボネットを迎えたレインボーはディオ時代の路線とは違いポピュラー・ソングを演奏し始める。
あるいはポピュラー・ソングを演奏したくなったリッチー・ブラックモアと対立してディオが脱退したのかもしれない。

そのポピュラー・ソングである「オール・ナイト・ロング」でアルバムは幕を開ける。「高音でがなる」というボネット唱法がいきなり炸裂する。
5曲目の「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」は更にポップである。ラス・バラードが作曲した楽曲で、発注したものか、カヴァーか、知らない。
ラストの「ロスト・イン・ハリウッド」は幾分ハードだがやはりグラハム唱法が活きる佳曲。

レインボー、と言うより、リッチー・ブラックモアはカヴァーをすることに抵抗がないらしい。先ほど「カヴァーか」と書いたのもそのためだ。
このアルバムでは2曲目の「アイズ・オブ・ザ・ワールド」のイントロにホルストの組曲「惑星」から「火星」の導入部が使われている。
グスターヴ・ホルストはイギリスの作曲家で組曲「惑星」について一切の編曲、抜粋を認めてこなかった。組曲の一曲だけを演奏するということすらできなかったのである。
そのため、私は、同じ組曲の中の「木星」のメロディに陳腐な歌詞を乗せて歌う日本人歌手を批判し、「火星」のカヴァーをするいくつかのバンドについても疑問を抱いてきた。
しかし著作権は死後50年で切れると考えると、ホルストが亡くなったのは1934年であるから、1984年以降は問題がないらしい。
実際、「火星」や「木星」は素晴らしいが、他にはつまらない曲もあり、例えばラストの「海王星」などは音が聞こえないほど静かで、これを最後まで聴く根性は私にはない。

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[2015-08-22]

Rainbow,1979年,グラハム・ボネット

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