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コンサート-井上陽水(東京国際フォーラム)
10月6日水曜日。井上陽水のコンサートに行って来ました。
場所は東京国際フォーラム。JR有楽町駅前にあります。
駅前といっても、あまりに巨大なため、そんな感じはしません。幕張メッセの東京版といった感じ。つまり、東京で万国博覧会をやるための建物なのです。それをあの「青島だー」の青島に反対されて無用の長物となりかけたのですが、実際に建てられた後は、こうやってコンサートなどに利用されて、一応の目的は達せられています。
元々、ここは前の東京都庁があったそうですが、東京都民ではない私には関係ないので「ああそうですか」としか言えません。千葉県民だって、大体、千葉県庁なんて用はないでしょう。
さて、コンサート。私はチケットの半券はすぐに捨ててしまうタイプですが、中には後生大事にとってある人もいるそうで。
18:00開場19:00開演
東京国際フォーラム ホールA 7,875
S席1階17列12番
会場の中に入り、まわりを見ながら、有楽町そごうの地下で買ったパンをかじっていると、津川雅彦がエスカレーターを上がってくるのを発見しました。あの白い髭を生やしていて、こんなに異彩を放っている人は他にいないのに、誰も騒ぎません。気付かないのか、気付いても関係ないのか。
客層は完全におじさん、おばさんが中心です。私が観に行ったコンサートの中では最も平均年齢が高いでしょう。
さて自分の席に着きます。左側のブロックの前から17列目、通路のすぐ横でした。ステージもよく見えます。
ほぼ定刻通り、開演。
オープニングは"少年時代"です。井上陽水は、先日、2枚組のベストアルバムを出したばかりです。今回のコンサートで演奏された曲のほとんどはこのアルバムに収録されている曲でした。
予想はしていましたが、観客は誰も立ち上がりません。まるでクラシックのコンサートのようです。曲が終わると、歓声も上げずに、ぱちぱちと拍手。
後で知ったことですが、他の会場ではこんなに冷めた反応ではなかったようです。陽水が不機嫌そうに見えたのも、そのせいかもしれません。MCにも期待していたのですが、今ひとつでした。
アンコールもありましたが、予定通り、といった感じ。陽水がステージに戻ってきたときに「よおー」と奇声を発してみましたが、他の観客は静かなまま。せめて、アンコールくらいは立ち上がるでしょう、普通。
9時半頃、終演。内容自体には充分、満足しました。この曲を演ってほしかった、と言いだしたら、キリがないですから。
このコンサートで一番、印象に残ったのは、途中でトイレに行く人の多いこと。みんな、お年を召していて、近いんですね。しかも座ったままで静かにしているから、汗をかかない。
パンフレットは2000円也。ちょっと高い気もしますが、コンサートのパンフレットとしては、中身も充実していて納得。
今回は5年ぶりのコンサート、とのこと。次はいつでしょう。また行きたいです。
- 少年時代
- アジアの純真
- Make-up Shadow
- 帰れない二人
- リバーサイドホテル
- 氷の世界
- ジェラシー
- とまどうペリカン
- いっそセレナーデ
- Tokyo
- カナリア
- いつのまにか少女は
- 傘がない
- (不明)
- 娘がねじれる時
- ワカンナイ
- 最後のニュース
- 映画に行こう
- タイランドファンタジア
- ワインレッドの心
- なぜか上海
- 結詞
- Happy Birthday
- 夢の中へ
- クレイジーラブ
取材:1999年10月7日
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[1999-10-07]
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