Hanging In The Balance - Metal Church

ヘヴィ・メタルを好んで聴く私のiTunesに「Metal」という綴りを含むバンドはメタリカの他にメタル・チャーチしかない。意外と「Metal」という単語は使われないようだ。
メタル・チャーチはヘヴィ・メタル・バンドである。
ラジオでその名前を聞いた直後、渋谷のタワー・レコードに行ったら、店内にメタル・チャーチが流れていた。「ザ・ヒューマン・ファクター」だったから1991年の話だ。このとき、このアルバムとその一つ前の「ブレッシング・イン・ディスガイズ」を買った。
メタル・チャーチのメジャー・デビュー当時のボーカルはデイヴィッド・ウェインである。三枚目のアルバムからマイク・ハウに替わった。二人とも絶叫系のいかにもスラッシュ・メタル然とした声質だがマイク・ハウの方が表現の幅が広いように思う。
マイク・ハウが加入して三枚目のアルバムが「ハンギング・イン・ザ・バランス」である。太った女が綱渡りをしているというコミカルなジャケットで損をしている。内容は素晴らしい。
特に二曲目の「ルーザーズ・イン・ザ・ゲーム」は発表当時、盛んにCMで流された。本来のヘヴィさにメロディアスな要素を加えた佳曲である。

アルバムボーカルギターギターギターベースドラムス
メタル・チャーチデイヴィッド・ウェインカート・ヴァンダーフーフクレイグ・ウェルズデューク・エリクソンカーク・アーリントン
ザ・ダークデイヴィッド・ウェインカート・ヴァンダーフーフクレイグ・ウェルズデューク・エリクソンカーク・アーリントン
ブレッシング・イン・ディスガイズマイク・ハウ(カート・ヴァンダーフーフ)クレイグ・ウェルズジョン・マーシャルデューク・エリクソンカーク・アーリントン
ザ・ヒューマン・ファクターマイク・ハウ(カート・ヴァンダーフーフ)クレイグ・ウェルズジョン・マーシャルデューク・エリクソンカーク・アーリントン
ハンギング・イン・ザ・バランスマイク・ハウ(カート・ヴァンダーフーフ)クレイグ・ウェルズジョン・マーシャルデューク・エリクソンカーク・アーリントン
マスターピースデイヴィッド・ウェインカート・ヴァンダーフーフジョン・マーシャルデューク・エリクソンカーク・アーリントン

私としては「ハンギング・イン・ザ・バランス」が最高傑作だと思うが、これを最後にメタル・チャーチは解散する。その後、ウェインをボーカルに戻して再結成。上の表はそこまでである。

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[2015-03-22]

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