2020年10月6日、エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなった。
彼を「ギターの神様」と呼ぶ新聞記事があったが、彼をそう呼ぶ人を見たことがない。
彼の名が一般に知られるようになったのはマイケル・ジャクソンの「ビート・イット」に参加したのがきっかけだろう。
プロデューサーのクインシー・ジョーンズか誰かにギターソロを頼まれノーギャラで参加したらしい。後で兄のアレックスに怒られた。
この曲はマイケルには珍しくロックのテイストが強い。
ギターとベースがトトのスティーブ・ルカサー、ドラムスとキーボードが同じくトトのポーカロ兄弟だった。
この頃のトトは「トト4」の発表前後で忙しかったはずである。
ともあれヴァン・ヘイレンは翌年、アルバム「1984」を発表し大ヒットする。
エディはギターの神様ではなくギター・ヒーローであった。ギター・キッズの憧れの的。ギター好きに好かれるギタリスト。それが一般の音楽ファンにも広く名を知られるようになった。
正直に言えばヴァン・ヘイレンの「1984」より前のアルバムはさほど面白くない。
[2020-10-15]
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