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コンサート-アイアン・メイデン

お台場というのは、地名なのか、何なのか、よく分かりませんが、最近、いろいろなものができているようです。ピラミッドを逆さにしたような展示場や、テレビ局など。ここに行くためには、ゆりかもめという無人列車に乗らなければなりません。自動車で行く方が便利でしょう。駐車場は、1日1500円という値段。安いような気もしますが、幕張メッセの駐車場は1日700円ですから、実は割高。
というわけで、平成12年10月29日の日曜日、アイアン・メイデンの再追加公演に行って来ました。場所はお台場にある、ゼップ東京というところ。車で早めに行って、まわりの様子を見てみようと、張り切って出かけたのですが、マクドナルドでハンバーガーを買ったり、コンビニエンスストアでビールを買ったりしていたら、お台場に着いたのは午後4時頃でした。それでも充分、時間はあるや、とぷらぷらしていたところ、開演時間が午後5時であることにやっと気付いたのでした。午後5時!早すぎる。まだ、明るい。日曜日のコンサートは、会社勤めの帰りの人が少ないので、開演時間が早いのですね。「笑点」の放送時間が意外に早いのと一緒ですね。
で、4時40分頃、ゼップ東京に入ります。ポケットにはコンビニエンスストアで買った、ワンカップ(日本酒)を忍ばせてあります。場内は人だかり。全席立見(オールスタンディング)ですので、荷物はコインロッカーに入れます。300円也。で、ロッカーの前で、ワンカップをあけて飲むわけです。いやあ、なかなかアウトローであります。
会場に入ります。チケットにあらかじめ書かれたブロックに入ります。Aブロック、最前です。外は寒かったのですが、中は熱気がすごく、これは暑くなりそう。それほど広くはありませんが、天井が高いので、それほど圧迫感はありません。2階席もあります。
今回のツアーはアルバム「ブレイヴ・ニュー・ワールド」に伴うツアーで、ブルース・ディッキンソンとエイドリアン・スミスが戻り、6人編成となった新生アイアン・メイデンの姿を見ることができます。そして、今日は日本公演の最終日となっています。
午後5時を少し回った頃、ニュー・アルバムの冒頭を飾った"ザ・ウィッカー・マン"でライヴが始まりました。私たちは、Aブロックの右側に陣取っていました。ヤニック・ガーズがその目の前にいます。エイドリアン・スミスとデイヴ・マーレイは左側。となると、スティーヴ・ハリスは右側かと思うのですが、結構、左側にいる時間が長かったように思います。あるいはドラムの前で後ろ向きになっていたり。ライヴはニュー・アルバムからの曲を中心に、徐々に過去のヒット曲を織り交ぜながら進行していきます。
観客の盛り上がりもかなりのもので、さすがに立見のライヴは観客の勢いに圧倒されます。私は人と触れ合うのが嫌なので、後ろの方にいたのですが、私の前にいた男があまりに暴れ回るので、ひじ打ちを入れたくなりました。そんなに興奮しているなら、もっと前に行けばいいのに。
アイアン・メイデンのライヴは何回か見たことがありますが、今回、気になったのは、観客のジャンプです。以前、クラブチッタ川崎の周辺の住民が「振動がうるさい」と文句をいったことがあります。それでやり玉に挙げられたのがヘヴィ・メタルなのですが、伊藤政則が「ヘヴィ・メタルの観客は足を地に付けて体を動かしているだけだから振動は起きない」といっていました。私もそう思います。振動は、当時、観客がピョンピョン跳ねているライヴがあったのが原因だったのでしょう。ところが、今回のアイアン・メイデンのファンはピョンピョン跳ねています。スティーヴ・ハリスもピョンピョン跳ねています(しかも、FILAか何かの半ズボンをはいて)。ヤニック・ガーズに至ってはスキップしています。時代は変わるものです。
ステージはかなりシンプル。中央にドラムセット。その両側にお立ち台。ブルース・ディッキンソンは、猿に似ているからか、高いところが好きなので、ライヴの後半は、ステージより、そのお立ち台に載っかって歌っている時間の方が長かったようです。相変わらず、アクションが変です。アンコールを1回やって、7時過ぎにはライヴが終わっていました。早いなあ。
取材:2000年10月29日

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[2000-10-29]

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