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中国料理ハルピン飯店

中国の人が調理師、というラーメン屋は、そうでないラーメン屋と違い、ラーメンがメインでない場合が多い。このハルピン飯店もそんな店である。店の看板は、電飾で、てっぺんにパトカーのような回転灯が付いている。金曜日の午後11時頃、店に入ると、意外に広い店内に、客が一組だけ。壁にメニューが貼り付けてある。料理のスナップ写真(日付は数年前)も貼り付けられているが、なにぶん小さいので、壁に目を近付けないと見えない。しかも撮影があまり上手くないのか、何なのか分からない。「木ツピ-」と書かれた紙も貼られていた。何だ、これは。
ハルピン(ハルビン)は、中国は黒竜江省の主都である。人口200万人を越える大都市である。満州事変から第二次大戦にかけて、日本の東北地区支配の拠点であったそうだ。
店の奥には立派な水槽があって金魚が泳いでいる。その後ろから、主人が現れて、注文を取る。私はチャーシュー麺(550円)、連れは黒龍麺(700円)という物を頼んだ。この黒龍麺については、店内の壁の、少なくとも3カ所に写真入りのメニューが貼られていた。この店の「売り」らしい。写真に目を凝らしてみるが、どうやら鶏肉が載っているらしい。
店主は料理を私たちに出したあと、水槽の前に、暇そうに座ってテレビを見ていた。

総評

即席ラーメンのような固めの細麺である。中国のラーメンという感じではない。スープは醤油ベースのオーソドックスな味。少し甘いか。
特筆すべきは、チャーシューである。チャーシュー麺なのに3枚しか入っていない。これが、びっくりするほど、固い。味もしない。どうやら、だしを取った後らしい。
黒龍麺の方はと言えば、麺とスープはチャーシュー麺と同じで、上に載っているのは、鳥(手羽先)を煮込んだもの。こちらは柔らかい。
さて、「木ツピ-」の正体であるが、私は最初、木の子か何かの入った飲み物かと思ったが、これは単純に「ホッピー」のことらしい。「ホ」を「木」と書いただけである。

場所

幕張、旧国道14号沿い。

データ

営業時間

(不明、午前2時までやっているらしいが、店主のあの様子じゃ、あやしい)

住所

(不明)

電話番号

(不明)

取材 2000年5月12日

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[2000-05-12]

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