Emerson, Lake & Powell - Emerson, Lake & Powell

ELPと言えばエマーソン、レイク、パーマーの三人の頭文字である。
当時の経緯を忘れたが、ELPの活動休止中にドラマーのカール・パーマーがエイジアに参加してしまい、これが順調であったため、ELPの活動再開時に戻れなかったという事情があったように記憶している。
そこでキーボーディストのキース・エマーソンとベーシストのグレッグ・レイクは頭文字が「P」であるドラマーを探したところ、コージー・パウエルが見付かったので加入させた。
本気でELPを存続させたければ「ELP」に拘らずバンド名を変えればよかったのだがそうはしなかった。拘ったがためにパウエルを加入させ、案の定、アルバム一枚でパウエルは脱退する。
コージー・パウエルはそういう男だ。

ELPは実態はエマーソンのバンドである。だから「キース・エマーソン・バンド」や「エマーソン・トリオ」などでも充分、やっていける。しかしレイクもプライドが高いから、それは認めないだろう。だから「ELP」に拘ったのかもしれない。

その一枚のアルバムが「エマーソン・レイク&パウエル」である。
パウエルのパワフルなドラミングが功を奏し、ダイナミックなアルバムに仕上がった。
出色は「火星」。ホルストの組曲「惑星」からの一曲である。この選曲はクラシックからのアレンジを好むエマーソンの趣味だろう。一方、レインボーのアルバム「ダウン・トゥ・アース」でも使われている。このときのレインボーのドラマーはコージー・パウエルであった。ひょっとするとパウエルのリクエストかもしれない。
「火星」に限らず、このアルバムはインストゥルメンタルとして優れている。
例えば「スコア」「タッチ・アンド・ゴー」は今でもスポーツ番組のBGMとして使われている。
一方でボーカル兼任のグレッグ・レイクは、この頃には高音が出にくくなっていて、魅力に乏しいのは惜しいところである。

ここまでは記憶と憶測で書いた。調べたところ、カール・パーマーがエイジアに加入し、アルバムを発表したのが1982年。「エマーソン・レイク&パウエル」の発表が1986年でこのときはまだパーマーはエイジアに加入していた。

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[2015-08-27]

ELP,1986年,キース・エマーソン,グレッグ・レイク,コージー・パウエル

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