私はアイアン・メイデンを聴き始めた時期が遅い。初めて買ったアルバムは「セブンス・サン・オブ・ア・セブンス・サン」である。
なお今まで「ブ」と「ヴ」の使い分けを気にしてきたが今後は気にしないことにする。気が向いたときに一括して修正する。
1988年のアルバムで当時、私はコンセプト・アルバムに凝っていた。それまではピンク・フロイドを熱心に聴いていた。こちらはコンセプト・アルバムばかりである。
通常のロックのアルバムは個々の曲の集合体である。売れそうな曲、売れそうにないが実験的な曲、早い曲、遅い曲など様々な曲をバランスよく組み合わせる。曲同士に関連性などないことが多い。
コンセプト・アルバムはあるテーマ、コンセプトに合わせた曲の集合体である。中には曲の順序がストーリーになっているものもある。
このアルバムは邦題が「第七の予言」であり、彼らの7枚目のアルバムである。
と書いてから、これが本当にコンセプト・アルバムなのか、不安になってきた。そう思い込んでいただけかもしれない。
このアルバムを一言で表すと「モダン」である。シンセサイザーもしくはシンセサイズド・ギターが使われていたのではないかと思う。このアルバム以前にブルース・ディッキンソンが「シンセサイザーが聴きたい奴は別のバンドを聴きやがれ」みたいなことをライブで言っていて、それが実際は使うようになるのだから面白い。
長尺な曲が多いが冗長ではない。展開が多く、どの曲も聴き飽きない。
このアルバムに関わるライブ・ビデオも買った。当時、スティーヴ・ハリスがビデオ編集に凝っていて、このライブも自分で編集したという触れ込みだった。当時、DVDはなく、VHSだった。紛失した。DVDがあればまた見てみたいと思う。
Seventh Son of a Seventh Son − Iron Maiden
[2015-04-25]
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