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科によってがんを表す記号が違う
新潟で冗談のような事件があった。
新潟県立の病院で「科」によって「がん」を表す記号が違っていたというのである。
男性は11月下旬、外来で受診した。内視鏡検査報告書には、消化器科内で「がん」を表す略号「2」が記入されていたが、補足説明の文字が不鮮明だったため、神経内科の主治医は一般的に良性腫瘍(しゅよう)を表す「2」と解釈した。
厚生労働省は病院への立入検査をすればよいのである。
マニュアルを提出させ、チェックすれば、このようなばかげたミスは起こらない。
「お医者様は神様だから、間違っているはずはない」という意識がこのようなミスを起こさせる。
「がん」ならば「がん」と書けばいいのである。
医者は患者が馬鹿だと思っているから、「はっきり書くと、もしカルテを見られたときにパニックになるとまずい」ということで、ドイツ語で書いたり、わざと下手な字で書いたり、そういうところでは気を遣っている。
で、自分たちが読み違えちゃっているんだから大変な人たちだ。
仲間をだましてどうする?
さて、厚生労働省は一方で重箱の隅をつつくようなことはちゃんとやっている。
アレルギー原因物質の1つであるそばが、無表示で混入していたうどんが5商品あったことを、国民生活センター(東京)が6日明らかにした。報告を受けた厚生労働省は製造業者5社に対し、所管する自治体を通じ工程管理の改善などを指導した。
彼らにとっては、そばアレルギーを見逃す方が癌を見逃すより重大事だということなのだろう。
こっちも言われたから指導してみた、という感じもするが。
まあ、そば屋なんて、うどんもそばも、同じお湯で茹で、同じ器に載せて出しているから、業者が気を遣うだけ無駄なのだが。
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[2003-11-06]
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