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フィギュアスケートはスポーツか

先日、フィギュアスケートをしているある小学生のことをテレビで放送していた。オリンピック選手に憧れているらしい。ところで、この子、言っては悪いが、あまり可愛い子ではない。そこで私が「これはもうあきらめた方がいいな」と言ったところ、妻が激怒した。「何をやろうがその子の勝手」というのだ。
私も無意識に声に出してしまった。そこで、よく考えてみたが、やはり私の「あきらめろ」というのは正しいことが分かった。
フィギュアスケート、シンクロナイズドスイミング、新体操。このような評価の基準に「芸術点」という訳の分からぬものがある「スポーツ」はスポーツではない。「美しさ」が基準である以上、容姿の美しさが影響しないわけがない。具合の悪いことにこの容姿というのは生まれてからずっと変わらない。子供の頃から容姿が美しい者でないと大人になっても容姿は美しくない。つまり、芸術点が影響する「スポーツ」は容姿の美しい子供だけにトレーニングさせないと無駄である。
かつてのソ連は容姿の美しい子供だけにこの「スポーツ」をさせたという。親を調べ、容姿が美しく体格の良い者だけを選ぶのである。可能性のない者には、機会すら与えない。
平等とは、可能性のない者を含めた全員に機会を与えることではなく、可能性のある者の全員に機会を与えることである。

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[2003-08-22]

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