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腐ったかぼちゃ

さて「ハロウィン」なのか、「ハロウィーン」なのか。英語の辞書によると「ハロウィーン」が正しいようだ。
というわけで、もうすぐ、ハロウィーンである。
ハロウィーンといえば思いつくのがかぼちゃのお化けである。今、私は一人暮らしをしている。そして、台所には大きなかぼちゃが一つ、ビニール袋に入れられて、置かれている。一人暮らしの男が、かぼちゃを煮て食べるわけもなく、一月近くもの間、放置されていた。
昨夜、かぼちゃの置かれているあたりの床を見ると、何と黒い汁がビニール袋から漏れている。腐っていたのである。そして、これがひどく臭いのである。この臭さ。かつて、嗅いだことのない種類の臭さである。幸い、台所の床はビニール張りなので、ふき取ればいいのだが、この異臭には耐えられない。何度も吐き気を催した。部屋中の換気扇を回し、扇風機を引っ張り出してフル回転させた。それでもひどい臭いだ。
まだかぼちゃがビニール袋に入っていたからよかった。何とか摘み上げて、さらに大きなビニール袋に移し変え、口を二重に縛った。
臭いの記憶というのは、意外に残るものである。これから毎年、ハロウィーンの季節になると、私はこのかぼちゃの腐った臭いを思い出すのだろう。

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[2002-10-05]

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