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新大久保駅で3人ホームに転落しはねられる

東京は今日、夜から雪になるといわれていた。サラリーマンの多くは、今日は給料日後の週末ということで、飲みにいこうか、遅くなって雪になって電車が止まると嫌だな、などといいながら、結局、飲みに行ってしまったという人もいるのではないだろうか。そんな夜の7時半頃、新大久保駅の山手線のホームから、酔った男が転落。それを助けようと別の男性2人も線路に降りたところ、電車が入ってきて、3人ともはねられた。こんな事故があった。
助けようとした2人はまったくの他人らしい。酔って落ちた男が死ぬのは構わないが、助けようとした人まで死んでしまったという。哀しい事故だ。
ちょうど、2日前の日記に、ホームにゲートを付ける話を書いたばかりで、この事故だ。まじめにJRも考えなくてはならないかもしれない。ホームが混み合うと、酔っていなくても、線路に落ちてしまう事故はあり得る。酔って暴れている人、死のうとしている人は構わないが、巻き添えはごめんだ。


中学生の時、校内の合唱コンクールでうちのクラスが優勝して、市の大会に出ることになった。先生に引率されて、電車に乗って、会場に向かう。中学校から、近くの駅まで、ぞろぞろと歩いていく。先生は、回数券を駆使して、11人につき1人分の交通費を浮かす。授業を休んで、学校の外に出られるのだから、生徒はどことなくうきうきしている。私たちは駅のホームにたどり着いた。私が隣にいた級友の背中をこづいたら、そいつは別の奴の背中をこづいた。わいわいと、その悪ふざけの波は伝わっていき、端まで行った頃には、私は飽きてぼんやりしていた。突然、先生が「線路に落ちたらどうするんだ」と怒鳴りだした。当然である。最後に騒いでいた連中が怒られた。他人に及ぼす影響の伝播の仕方の凄さを思い知らされた。

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[2001-01-26]

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