Blue Oyster Cult - Blue Oyster Cult

今回の記事は本当に記憶と憶測だけで書こう。
ブルー・オイスター・カルトは私が最も好きなバンドの一つである。
一時期、「青牡蠣教壇」というサイトを運営していた。会員が私だけで増えなかった上、スパムだけが増えたので、閉鎖した。

ブルー・オイスター・カルトはヘヴィ・メタルの始祖とされる。彼らがデビューした際にその音楽性を「重い鋼鉄のようだ」と評されたのが最初だと言われる。
実際には重い鋼鉄のように冷たい思想性と音楽性を併せ持ったバンドであり、いわゆるヘヴィ・メタルという音楽とは違っていた。ヘヴィ・メタルはその後にデビューしたブラック・サバス辺りを始祖とするのが適当だろう。
またヘヴィ・メタルはイギリスを中心に流行し始めたがブルー・オイスター・カルトはニューヨークのバンドである。シニカルな歌詞は当時のニューヨークを中心としたフォークの流れをくむという見方もできる。バンドでキーボードを担当するアラン・レニアーに至っては文学の博士号を持っていて、ジョニ・ミッチェルと交際していたという話もあった。彼女はニューヨーク・フォークの女性ミュージシャンの嚆矢であり、当時、絶大な人気があった。

本当は別のアルバムを紹介するつもりであったが、ブルー・オイスター・カルトの話をするならば必要不可欠なことを書かざるを得ず、前段が長くなってしまったので、今回はファースト・アルバムを紹介して終わりにする。
ジャケットを見ていただきたい。モノクロである。本当に元の色が白黒なのである。これが彼らのシニカルな音楽性を見事に表現していると思う。

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[2017-06-25]

Blue Oyster Cult,1971年

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