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がんばれマリーンズ-1998年を振り返る

次に示すのは1998年のパシフィック・リーグのチーム別成績表である。

1998年パシフィック・リーグ
チーム試合勝率
ライオンズ13570614.534 ---
ファイターズ13567653.5083.5
ブルーウェイブ13566663.5004.5
ホークス13567671.5004.5
バファローズ13566672.4965.0
マリーンズ13561713.4629.5

この年、マリーンズは18連敗という、不名誉な記録を作った。
将来、このことは長く語り継がれるだろう。

ところが、1年間を振り返ると、当然のことながら、最下位なのだが、意外に首位とのゲーム差が少ないことに気付く。
かなり強引な計算をしてみる。
この18連敗がなかったことにすると61勝53敗。
勝率にすると、.535となる。
首位ライオンズの.534をわずかに超え、優勝していたことになる。
つまり、この悪夢の18連敗がなければ、優勝争いをしていたチームなのである。
波に乗り損ねたが、実力はあるのだ。

ちなみに、次に示すのは同じ年のセントラル・リーグの成績表である。
タイガースがよほど酷いチームだということが分かるだろう。

1998年セントラル・リーグ
チーム試合勝率
ベイスターズ13679561.585 ---
ドラゴンズ13675601.5564.0
ジャイアンツ13573620.5416.0
スワローズ13566690.48913.0
カープ13560750.44419.0
タイガース13552830.38527.0

その後、タイガースは2003年に優勝。マリーンズは2005年に優勝。
これほどひどかった両チームも10年以内には優勝したのである。

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[2005-05-15]

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