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染太郎、死去

変な名前だなあ、といつも思っていたが、やはり芸名だった。
染之助染太郎の面白くないことをしゃべってばかりで何もしない兄の方が、亡くなった。

「いつもより余計に回してます」「弟は肉体労働、兄は頭脳労働」などのギャグで知られる太神楽(だいかぐら)の曲芸師、海老一染太郎さん(本名・村井正秀)が胃がんのため、2日に死去した。70歳だった。正月を彩りつづけた染太郎さんは、今年の正月も衰弱した体にムチ打って舞台に上がっていた。(夕刊フジ)

染之助染太郎というが、実際に年長なのは、染太郎の方である。これはおすぎとピーコと同じである。ピーコのほうが兄である。ついでにいうと、おすぎが映画評論家で、ピーコは服飾評論家である。
芸人が死んでしまうと、やれ、芸人魂だの何だので褒めまくるが、染太郎の場合は、褒められるようなことは何もしていないような気がする。
残念なのは、今年の元旦の「爆笑ヒットパレード」に出ていたのを見逃したことだ。VTRを観たが、明らかにガンを患っている顔だった。
実際に芸をやっている弟の染之助は、実はせいせいしているのではないかと思う。「ギャラはおんなじ」というセリフが本当ならば、これでギャラが倍になるし、本当はかなり仲が悪かったらしい。弱みを握られていたのか、何なのか。
関口宏の「知ってるつもり」は打ち切りになるらしいが、この海老一染之助染太郎の生涯についてはぜひ取り上げてほしい。どうすれば、こんな曲芸をやるようになるのか、師匠はいたのか、知りたいところだ。

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[2002-02-03]

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