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吾郎ちゃん-その後

テレビでは、稲垣吾郎という犯罪者は「稲垣メンバー」という呼ばれ方をするそうだ。なぜか「稲垣容疑者」とは呼ばれない。テレビは弱いメディアである。
犯罪者は呼び捨てであった。それがいつの頃からか、敬称のごとく、名前の最後に「容疑者」と付けるようになった。
調べてみると、1984年頃からNHKとフジテレビが「容疑者」と付けることを始め、1989年にほとんどの報道機関がこれに倣ったということだ。この理由として毎日新聞が理由を挙げていて、それによると「逮捕された直後は呼び捨てなのに、起訴されて裁判が始まると被告という呼称が付けられ呼び捨てでなくなることが矛盾である」ということらしい。それだったら、「和田アキ子」とか「和田勉」なんか、年がら年中、呼び捨てだぞ。
つまり、呼び捨てはいけないから「容疑者」をくっつけて悪くないかもしれないようにするという趣旨なのだ。今回の稲垣の場合は、「容疑者」とくっつけて疑うことすらかわいそうだから、なんだかよく分からない「メンバー」なんてのをくっつけているのだ。

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[2001-09-03]

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